DELISH KITCHEN

【解説】ケーキの号数別の大きさと目安の人数

作成日: 2024/04/16

ケーキを作る際や購入する時に、いつも悩ましいのがケーキの大きさの選び方ですよね。イベントの人数に合わせて適切なサイズを選ばなければいけませんし、大きすぎても小さすぎても困ってしまいます。

この記事では、ケーキの大きさの単位や各サイズの特徴、大きさ選びのコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

  1. ケーキの大きさの単位
  2. 各号数の基準値と選ぶ際のコツ
    1. 各号数の直径(cm)と人数の目安
    2. ケーキの形状による大きさの違い
    3. ケーキの大きさ選びのコツ
  3. ケーキ作りでの大きさ変更の注意点
    1. レシピ通りの大きさの型が無い場合の対応方法
      1. 卵を使用する場合の分量計算方法

    2. 丸型↔️スクエア型に変更する場合の対応方法
      1. ①スクエア型から丸型に変更したい場合

      2. ①丸型からスクエア型に変更したい場合

    3. 型を変更した場合のポイント
  4. ケーキ選びと作りのポイントを押さえて、失敗なしのお祝いを

ケーキの大きさの単位

ケーキの大きさを表す単位は「号数」と呼ばれるものです。

号数は型の直径(cm)を表しており、ケーキは焼く際に使う型の大きさで呼び名が異なるため、この単位が使われています。

一般的な号数には4号、5号、6号、7号、8号、9号、10号、12号、15号、18号などがあります。

各号数の基準値と選ぶ際のコツ

ケーキの大きさを適切に選ぶには、各号数の直径と人数の目安を知っておく必要があります。また、ケーキの形状によっても大きさの感覚は変わってくるため、様々な要素を考慮して最適なサイズを選びましょう。

各号数の直径(cm)と人数の目安

ここでは各号数の直径と、その大きさに合う人数の目安をご紹介します。イベントの用途に合わせて適切な号数を選んでくださいね。

▼4号(直径12cm):2~4人用
ひとり分のケーキとしてちょうど良い大きさで、直径はCDやDVD、大人の手のひらくらいの大きさとほぼ等しいです。小さなお子様のバースデーケーキなどに最適です。

▼5号(直径15cm):4~6人用
一般的な家庭用のケーキサイズで、直径は1000円札の横の長さとほぼ等しい大きさです。家族分のケーキとして重宝しますね。

▼6号(直径18cm):6~8人用
パーティーなどの小規模な集まりで使われる大きさです。直径は1000円札+500円玉ぐらい、もしくは大ぶりのボウルくらいの大きさがイメージしやすいでしょう。

▼7号(直径21cm):8~10人用
人数が10人を超えるようになると、この7号サイズがおすすめです。直径は500mlペットボトルの高さ、もしくは中くらいの鍋ぐらいの大きさと考えると分かりやすいかもしれません。

▼8号(直径24cm):10~12人用
結婚式の2次会などで使われる一般的なサイズです。直径はバスケットボールくらいの大きさでしょうか。

以降は大人数向けで、9号(27cm/1215人用)、10号(30cm/1520人用)、12号(36cm/20人前後)、15号(45cm/30人前後)、18号(54cm/40人前後)となっています。

ケーキの形状による大きさの違い

ケーキの形状によっても、同じ号数でも大きさが変わってきます。

一般的なホール型(丸型)のケーキに加え、長方形のケーキも人気がありますね。同じ直径でも、長方形のケーキは丸型よりも大きく見えます。

また、スクエア型(四角型)のケーキは、一辺の長さ(cm)で大きさを表します。高さによっても大きさの印象は変わるので、形状による違いも意識しておきましょう。

ケーキの大きさ選びのコツ

適切なケーキの大きさを選ぶには、以下のポイントを押さえると良いでしょう。

・目的や人数、年齢層を考慮する
結婚式やパーティーなどの用途や、大人数・子供中心などの年齢層で適したサイズは異なります。

・食べ残しを避けるため、やや控えめなサイズを選ぶ
人数にピッタリのサイズだと残らず完食してしまう可能性が高いので、少し余裕を持った大きさがおすすめです。

・手頃な価格のサイズを選ぶ
ケーキの大きさによって価格は大きく変わるので、予算内で選びましょう。お得感のある対費用効果の良いサイズを選ぶのがコツです。

ケーキ作りでの大きさ変更の注意点

ケーキを購入する場合は基準値を参考に選ぶことで問題ありませんが、自分で作る場合は大きさを変更する必要が出てくることがあります。その際は、使用する型のサイズに合わせて材料の分量の調整が必要になるので注意しましょう。

レシピ通りの大きさの型が無い場合の対応方法

ケーキを焼こうと思ってもなかなか求めている型のサイズが手元にないことが多いもの です。そんな時は、自分が持っている型のサイズに合わせて作る必要があります。しかし、単に型のサイズを変えただけでは、材料の分量を変更しないとバランスが崩れてしまい、期待したような仕上がりにならないかもしれません。

基本的には、型のサイズに応じて全ての材料の分量を一定の倍数で増減させることが求められます。下の表を参考にして、レシピの型サイズと実際に使う型サイズの差を確認し、それに応じて分量を調整しましょう。

卵を使用する場合の分量計算方法

卵は中途半端な分量だと使用しづらく、上の一覧表のような倍率計算が難しい場合があります。
そこで、以下のように卵の個数に合わせて他の材料の分量を調整すると良いでしょう。

①卵の目安として、一般的な12cm、15cm、18cm、21cmの型をワンサイズ上下させるごとに卵が1個分増減するイメージでご利用ください。ただし、2サイズ以上の大きな変更の場合はこの方法では当てはまらない場合があります。その際は上の表の計算方法に従ってください。

②使用する卵の数が決まったら、以下の計算式に当てはめてその他の材料の分量を計算します。

丸型↔️スクエア型に変更する場合の対応方法

丸型、スクエア型で高さが同じであれば、底面積の大きさの比較で分量の計算が可能です。
なお、本計算方法は高さが同じであればパウンド型への変更などへの応用もできます。

①スクエア型から丸型に変更したい場合

以下の計算式で丸型に変更した場合の各材料の分量を計算できます。

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丸型の底面積÷スクエア型の底面積=丸型で必要な分量

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なお、同サイズの型変更であれば0.8倍が目安です。

①丸型からスクエア型に変更したい場合

以下の計算式でスクエア型に変更した場合の各材料の分量を計算できます。

---------------------------------------------------------------------------

スクエア型の底面積÷丸型の底面積=スクエア型で必要な分量

---------------------------------------------------------------------------

なお、同サイズの型変更であれば1.3倍が目安です。

型を変更した場合のポイント

型の形状や材料の分量に変化があると火の入り方へも変化が起こります。そのため、焼き時間が変わることになりますので、前後させつつ中の様子を確認しながら適宜調整してお作りください。

ケーキ選びと作りのポイントを押さえて、失敗なしのお祝いを

ケーキの大きさ選びは、お祝いの席を華やかにするために欠かせない要素です。

この記事でご紹介した号数の目安や選び方のコツを参考にして、イベントにぴったりのケーキを選んでください。また、自宅でケーキを焼く際には、型のサイズ変更に伴う材料の分量調整や焼き時間の見極めが重要です。これらのポイントを押さえて、失敗なく美味しいケーキを作りましょう。

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