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自宅でのワインの保存方法!未開封・開封済それぞれご紹介!

作成日: 2024/04/16

ワインを美味しく味わうためには、適切な保存が欠かせません。適切な温度、湿度、光の遮断など、ワインの劣化を防ぐためのポイントをしっかりと理解し、ご家庭でもワインを美味しく長く楽しめるよう、保存方法をご紹介します。

目次

  1. 一般的なワインの保存方法
    1. 赤ワイン
    2. 白ワイン
  2. ワインの劣化を防ぐためのポイント!
    1. 温度の管理
    2. 湿度の管理
    3. 光の遮断
    4. 振動の回避
    5. ワインボトルの置き方
    6. 保存場所の匂い
  3. 自宅でのワインの保存方法
    1. 未開封のワイン
      1. 夏場の場合

      2. 冬場の場合

    2. 開封済みのワイン
      1. 夏場の場合

      2. 冬場の場合

  4. ワインの劣化サインの見分け方
    1. 色の変化
    2. 香りの変化
    3. 味の変化
  5. 美味しさを保つためのテクニック
    1. 小さなボトルに移す
    2. ワインストッパーの利用
    3. ワインクーラーやワインセラーの活用
  6. ワインの正しい保存方法を学び、実践しよう!

一般的なワインの保存方法

ワインは、温度、湿度、光、振動などの環境要因によって大きく変化します。ワインの劣化を防ぐためには、これらの環境をコントロールすることが重要です。赤ワインと白ワインでは、最適な保存環境が異なりますので、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

赤ワイン

赤ワインは一般的に、12〜18度の温度帯で保存するのが適切です。温度が高すぎると熟成が早まり、低すぎると発酵が進行しません。また、湿度は60〜70%が理想的です。これは、コルクの乾燥を防ぐためです。光も赤ワインの劣化を早めるため、遮断することが大切です。

白ワイン

一方の白ワインは、5〜12度の冷涼な環境で保存するのが望ましいです。温度が高いと香りが損なわれ、低いと酸度が際立って味わいが硬くなります。湿度は60〜70%が適切です。光の遮断も重要で、白ワインはより光に敏感です。

ワインの劣化を防ぐためのポイント!

ワインの保存に際して、特に気をつけるべきポイントをご説明します。

温度の管理

ワインは温度変化に大変敏感で、高温や低温は劣化を早めます。理想的な温度帯を逸脱しないよう、冷蔵庫やワインセラーなどを活用し、適切な温度管理が欠かせません。

湿度の管理

ワインボトルのコルクが乾燥すると、酸素が侵入して酸化が進行します。適切な湿度を保つことで、コルクの状態を良好に保ち、ワインの劣化を防ぐことができます。

光の遮断

日光やLED光などの照明は、ワインの成分を変化させ、香りや味わいを損なう原因となります。ワインを光から遮断することが大切です。

振動の回避

ワインは常に静かな状態で保管する必要があります。振動やショックは沈殿物を巻き上げ、味わいを損なう可能性があります。

ワインボトルの置き方

ボトルを横向きに置くことで、コルクが湿った状態を維持できます。これも酸化を防ぐ上で重要なポイントです。

保存場所の匂い

ワインは外部の匂いを吸収しやすいため、においの強い物品と一緒に保管すると、ワインの香りが損なわれる可能性があります。においの少ない場所での保管が理想的です。


自宅でワインを保存する場合は、以上のポイントをよく押さえましょう!
次からはより詳しく保存方法についてご紹介していきます。

自宅でのワインの保存方法

ここからは、家庭でのワインの保存方法について、未開封と開封済みのワインに分けてご紹介していきます。

未開封のワイン

未開封のワインの保存方法について説明していきます。赤ワイン、白ワインの両方に対応できます。

夏場の場合

夏場は、温度上昇によるワインの劣化が懸念されます。できるだけ涼しい場所、日光やLED照明の当たらない場所に保管し、冷蔵庫や冷暗所での保管がおすすめです。温度については赤ワイン、白ワインともに適正な温度で管理できるように、10度前後での温度管理が良いでしょう。湿度も60〜70%程度を維持するよう心がけましょう。

自宅にワインクーラーやワインセラーがあればそれらを使うのがベストですが、冷蔵庫に入れる場合は新聞紙でボトル全体を包み、野菜室での保存がおすすめです。

冷房をかけている場合でも常温保存はしないように注意してください。

冬場の場合

冬は温度が低下しがちですが、一定の温度変化は問題ありません。むしろ温度管理だけでみれば、外気温が保存に適当な温度となる場合があり、湿度が60〜70%程度に保たれていて、日光やLED照明が当たらないという条件が揃えば、冷蔵庫に入れずに保存することもできます。

ただし、極端な温度低下は避けるようにしましょう。暖房などを入れる場合は、冷蔵庫の野菜室に入れるなど注意してください。

開封済みのワイン

続いて、開封済みのワインの保存方法について説明していきます。

夏場の場合

開封後は酸化が進行するため、できるだけ早めに飲み切ることをおすすめします。やむを得ず保管する場合は、ワインストッパーを使って酸素の侵入を防ぐとともに、冷蔵庫で10度程度の温度で保管しましょう。未開封同様に、冷房をかけている場合でも常温保存はしないように注意してください。

冬場の場合

夏場ほど急速な劣化は心配ありませんが、やはり早めに飲み切ることをおすすめします。また、寒冷な環境でも香りや味わいに影響を及ぼす可能性があるため、室温程度の温度環境で新聞紙に包むなど光を遮断して保管するのがよいでしょう。未開封の場合同様、暖房を入れる際は冷蔵庫に入れるなど注意してください。

難しい場合は夏場同様、冷蔵庫の野菜室で保管してください。ワインストッパーの使用も忘れずに。

ワインの劣化サインの見分け方

ワインの状態を適切に把握することも、美味しく飲み続けるために大切です。以下のような変化が見られたら、ワインの劣化が進行している可能性があります。

色の変化

赤ワインが濃くなったり、白ワインが黄ばんでくることは、酸化が進行している証拠です。

香りの変化

ワインの芳香が消失したり、酢酸や硫黄臭といった不快な香りが感じられるようになったら、要注意です。

味の変化

ワインの味わいが薄れたり、渋みや酸味が強くなったり、異常な甘みを帯びるようであれば、劣化が進行していると考えられます。

このような兆候が見られた場合は、できるだけ早めにワインを飲み切ることをおすすめします。劣化が進行した状態で飲むと、健康面でも問題が出る可能性があります。

美味しさを保つためのテクニック

ワインの美味しさを保つためのテクニックをご紹介します。

小さなボトルに移す

開栓後は、ワインボトルに残った空気が酸化を促進するため、ワインボトルよりも小さなボトルに入れ替えて口ぎりぎりまで注いで栓をするのがおすすめです。そうすることで容器内の空気を減らし、且つ、空気とワインの接触面も小さくすることができるので酸化を遅らせることができます。

ワインストッパーの利用

開栓後は、ワインストッパーを使って空気の侵入を防ぐことで、保存期間を延ばすことができます。ストッパーはガスを発生させない、樹脂製のものがおすすめです。また、外に空気を逃して真空状態にしてくれるストッパーもありますので、お試しください。

もしもワインストッパーが自宅にない場合は、元々栓をしていたコルクを付け直しても問題ありません。
ただし、スクリューで穴を開けたことでそこから空気が入ってしまうこともあるので、ラップなどで巻いてからつけると空気が入るのを防ぐことができます。

ワインクーラーやワインセラーの活用

ご家庭で用意するのは簡単ではありませんが、ワインを最適な温度で保管できるワインクーラーやワインセラーは、保存期間を延ばすのに大変効果的です。設定温度を赤ワイン用、白ワイン用に使い分けることもできます。

ワインの正しい保存方法を学び、実践しよう!

ワインを美味しく楽しむためには、適切な保存が不可欠です。温度、湿度、光、振動などの環境要因をコントロールし、未開封・開封済みそれぞれの状況に応じた保管方法を実践することで、ワインの劣化を最小限に抑えることができます。ワインを大切に扱い、正しい保存方法を実践することで、ワインの良さを最大限に引き出すことができるはずです。

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