DELISH KITCHEN

帽子のようなケーキ・ズコットとは?簡単レシピもご紹介

作成日: 2021/04/27

丸い見た目が印象的なズコットケーキをご存知でしょうか。
ドーム状の形が特徴的なケーキで、中にはフルーツやナッツ、クリームがたっぷり入っています。一見作り方が複雑そうに見えるケーキですが、実はご家庭でも簡単に作ることができますよ。

この記事では、ズコットの作り方やおすすめのレシピをご紹介します。好きな材料でズコットを作って、お家でカフェ気分を味わってみましょう。

目次

  1. ズコットとは
  2. ズコットの作り方
  3. ズコットのDELISH KITCHENのレシピ
    1. 焦がしキャラメルクリームのズコット
    2. フルーツたっぷりズコット
  4. ズコットをお家で作って気軽にカフェ気分!

ズコットとは

イタリアの伝統菓子であるズコットは、イタリアのトスカーナ地方で誕生しました。
16世紀頃のフィレンツェでベルナルド・ブオンタレンティが作ったと言われています。

ズコットという名前は聖職者の帽子である「ズッケット」、または15~16世紀の兵士のドーム型金属製兜「ズッコット」が由来となっています。

ズコットは長らく忘れられていましたが、後にフィレンツェの老舗洋菓子店が昔のレシピをもとにズコットを復活させました。
現代でもケーキ店や喫茶店で楽しまれている歴史のあるケーキです。

ズコットはスポンジの中にクリームやアイス、ムースを詰めて冷やして作ります。
アレンジ方法が多様なケーキで、冷やして食べることでクリームなどのまろやかさと爽やかさが同時に楽しめます。
切るとフィリングが詰まった華やかな美しい断面が現れ、お祝いの席で振るまっても喜ばれる一品です。

また、ズコットチーズケーキはメレンゲにクリームチーズなどを混ぜ、お湯を張った天板に乗せて焼くケーキで、こちらはシュワっした口当たりが特徴です。

ズコットの作り方

見た目が特徴的なズコットを作る時に、特別なケーキ型は必要ありません。
ご家庭にあるボウルを使って手軽に作ることが出来ます。ボウルの大きさによって、好きなサイズのズコットを作りましょう。
また、作る前にあらかじめ中に詰めるクリームやフルーツ類を用意しておきます。

基本的な作り方は、薄く切ったスポンジをさらに放射状に切ったものを用意し、ボウルに隙間なく敷き詰めます。スポンジを重ねずに敷き詰めることで、形が整ったズコットが作れます。
生地を敷き詰めたボウルにお好みのフィリングを詰めて平らにし、上からスポンジでフタをして冷蔵庫で一時間以上冷やせば完成です。

よく冷やすことで半冷凍の食感になり、口の中でとろける美味しさに仕上がります。
切り分ける時は包丁を温めて切ります。一切れごとにクリームを布巾でふき取り、包丁を温めながら切ると綺麗な断面を残すことができます。

ズコットのDELISH KITCHENのレシピ

見た目が可愛らしいズコットを作ってみましょう。

焦がしキャラメルクリームのズコット

甘みと苦みを含む、焦がしキャラメルクリームを詰めたズコットです。
すっきりとしたコクと甘みのあるマスカルポーネを使ったクリームは後を引く美味しさで、生クリームだけのフィリングとは異なる味わいが楽しめます。
クリームの中にカリッとしたナッツを加え、メリハリのある食感が堪能できるケーキです。

フルーツたっぷりズコット

最初に外側にフルーツを敷き詰めることで、花束のような色鮮やかなズコットが作れます。
フルーツ、クリーム、スポンジを交互に敷き詰めたボリュームのあるケーキです。隙間なく詰めたフルーツの甘酸っぱさとクリームの甘みが相性抜群です。
お好きなフルーツを使って、自分だけのズコットを作るのも楽しいですよ。
(このレシピはアルコールを含んでいます)

ズコットをお家で作って気軽にカフェ気分!

作り方が難しそうに見えるズコットは、ケーキ型がなくてもボウルひとつで作ることができます。ひんやりとした口当たりで、暑い日に食べても美味しいケーキです。
スポンジは市販のものを使ったり、カステラを活用して手軽に挑戦してみましょう。

今回ご紹介したレシピを参考に、お好きな材料でズコットを作ってお家でカフェ気分を楽しんでみるのもいいですね。

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。