ヤギ肉とは?臭いといわれる理由や食べ方をご紹介
作成日: 2022/03/15
肉にはさまざまな種類があり、ヤギの肉も食用とされています。ヤギ肉は臭みがあるといわれることがありますが、その理由や食べ方など分からないことも多いのではないでしょうか。
この記事では、ヤギ肉について特徴やにおいの原因、おすすめの食べ方などをご紹介します。
ヤギ肉について
まずはヤギ肉についてご紹介します。
ヤギ肉とは
ヤギ肉のおもな生産地はアフリカ、アジア、南アメリカ、中央アメリカなどですが、ヨーロッパ料理でも食材として使われることがあります。また、日本では16世紀末には食べられていたといわれています。
ヤギ肉のことを英語では、成獣の肉の場合「chevon(シェボン)」といい、若齢の肉は「capretto(カプリット)」「cabrito(カブリト)」「kid(キッド)」と呼ばれることが多くなっています。
ヤギ肉のカロリー・栄養
ヤギ肉のカロリーや栄養をほかの肉と比べてみましょう。それぞれ生の可食部100gあたりの数値は以下の通りです。
《ヤギ肉》
・カロリー…99kcal
・たんぱく質…21.9g
・脂質…1.5g
《ラム肉(もも・脂身つき)》
・カロリー…164kcal
・たんぱく質…20.0g
・脂質…12.0g
《和牛肉(もも・赤肉)》
・カロリー…176kcal
・たんぱく質…21.3g
・脂質…10.7g
ヤギ肉はラム肉や牛肉に比べると、カロリーや脂質が低いのが特徴です。
ヤギ肉が臭いといわれる理由
ヤギ肉の臭みは、おもに皮と肉の間の脂肪が原因です。野性味が強いといわれているヤギ肉は、マトンのような味わいと歯ごたえが特徴です。
ヤギ肉のおすすめの食べ方
ヤギ肉は、ヤギ汁やヤギ刺しにして食べるのがおすすめです。ヤギの肉は沖縄県で親しまれている食材で、ヤギ汁は郷土料理としても知られています。ただ、特に野性味が強く感じられる味わいのため、好みが分かれやすい料理でもあります。
ヤギ刺しの場合はヤギ汁に比べて野性味が弱く、ヤギ肉のなかでも比較的に食べやすい料理です。刺身で食べると鶏肉のような味がするともいわれています。
ヤギ肉の臭みは皮と肉の間の脂肪にある
ヤギ肉は野性味が強く、マトンのような味わいと歯ごたえがあるのが特徴です。臭みの原因は、ヤギの皮と肉の間の脂肪にあります。また、ラム肉や牛肉に比べてカロリーや脂質が低い食材です。
ヤギ汁やヤギ刺しなどにして食べるのがおすすめですが、ヤギ汁は野性味を強く感じやすいため好みが分かれるでしょう。初めてヤギ肉を食べる場合は、比較的に野性味が弱いヤギ刺しから食べてみてはいかがでしょうか。
【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)