ブレゼとはどんな調理法?おすすめレシピもご紹介
作成日: 2021/12/09
ブレゼという言葉を聞いたことがあるでしょうか。料理にはさまざまな調理法がありますが、ブレゼもそのひとつです。あまりなじみのない名称なので、どういう調理法か想像できないかもしれません。
この記事では、ブレゼについて解説するとともに、ブレゼに適した食材やおすすめレシピをご紹介します。
ブレゼとは
ブレゼは、フランス料理を代表する調理法のひとつです。日本語に翻訳すると「蒸し煮」と表現されますが、厳密にいうと和食のそれとは少し異なる調理方法です。
おもに、肉料理や野菜料理を作る際に用いられることが一般的とされています。食材を密閉できる容器に入れて、それらが半分くらい浸かる程度の水分を加え、オーブンで加熱して蒸し煮にするという方法です。
ブレゼを行うことで、加熱している間に肉や野菜の旨味と容器内のだしが合わさって食材が柔らかくなり、風味もよくなるのが特徴です。
ただ、ブレゼは蓋を閉じたまま完成まで調理をするため、途中で仕上がりを確認できず、作るのが難しい調理法ともいわれています。
ブレゼに合う食材
ブレゼを作る場合は、脂肪分やコラーゲンが多い食材を使用するとよいでしょう。コラーゲンは長時間煮込むことで柔らかくなるため、肉など食材のパサつきを感じにくくなるためです。
豚肉だと豚バラ肉、鶏肉であれば皮のついた鶏もも肉などが適しています。長時間の加熱で硬くなったり、パサつきができるような食材は避けるようにしましょう。
DELISH KITCHENのブレゼのレシピ
オーブンを使わずにフライパンを使用して、ご家庭でも簡単に作れるブレゼのレシピをご紹介します。
豚ロースのブレゼ
厚切りの豚ロース肉やブロックベーコンを使ったブレゼです。弱火でじっくり蒸すことで、キャベツや新じゃがいもなど食材がしっとり柔らかく仕上がりますよ。野菜の水分も活用して煮込むことで、旨味のつまった一品になります。
豚バラ肉のブレゼ
豚バラ肉の旨味を存分に堪能できるブレゼです。ローズマリーやローリエなどのハーブを使って風味豊かに仕上げましょう。ご飯にはもちろん、パンに合わせてもおいしいため、いろいろな食べ方で楽しめます。
ブレゼはフランス料理ならではの調理法のひとつ
ブレゼとは、フランス料理で使用される調理法のひとつです。日本語で表すと、蒸し煮と表現されますがそれとは少し異なり、日本料理では行うことのない調理方法です。ブレゼはオーブンで加熱して蒸し煮を行い、素材の旨味や風味を引き出すことができるのが特徴です。
本来、作るのが難しいとされるブレゼですが、ご紹介したレシピはフライパンを使って手軽に作れます。ぜひ参考にして、ご家庭でも楽しんではいかがでしょうか。