
バタフライピーってどんな味?特徴やおすすめの使い方をご紹介
作成日: 2025/05/15
バタフライピーは、鮮やかな青色が特徴のハーブで、近年SNS映えするドリンクやスイーツとして注目を集めています。その美しい色合いだけでなく、味や香り、使い方にも魅力がたくさんあります。
この記事では、バタフライピーの味や香りの特徴、さまざまな使い方について詳しくご紹介します。
バタフライピーについて
バタフライピーとは
バタフライピー(和名:蝶豆)は、東南アジア原産のマメ科の植物です。
暑さに強く日当たりのよい場所で育ち、日本国内では、梅雨明けから初秋にかけての時期にかけて次々と鮮やかな青色の花を咲かせます。
味と香りの特徴
バタフライピーのハーブティーは、見た目の鮮やかさとは裏腹に、味や香りは非常に控えめです。わずかに豆のような風味が感じられる程度で、クセが少なく、他の素材と組み合わせやすいのが特徴です。
そのため、はちみつやシロップを加えて甘みを足したり、レモンやライムで酸味を加えるなど、アレンジがしやすいハーブティーとして人気があります。
なぜ色が変わるのか?
バタフライピーの花には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれています。このアントシアニンは、酸性やアルカリ性といったpHの変化に反応し、色が変化する性質を持っています。
たとえば、抽出した青いティーにレモン汁などの酸を加えると、鮮やかな青から紫やピンクへと色が変わります。これは、pHが酸性に傾くことでアントシアニンの構造が変化し、見た目の色が変わるためです。
こうした性質は、ドリンクやスイーツに華やかな演出を加えるアイデアとしても活用されています。
マロウブルーとの違いは?
バタフライピーと似た青いハーブに「マロウブルー(ウスベニアオイ)」がありますが、それぞれいくつかの違いがあります。
最大の違いは色の変化と抽出の仕方です。
バタフライピーはお湯に入れるとすぐに濃い青色を出し、レモンなどの酸を加えると紫色に変わります。
一方で、マロウブルーは薄い青から紫の色が出ますが、バタフライピーほどの鮮やかさはなく、時間が経つと自然に紫からピンク系に変化するのが特徴です。
また、マロウブルーの方がややフローラルな香りを持っており、バタフライピーよりも「ハーブティーらしい香り」を楽しめます。見た目は似ていますが、使用感や味わいに違いがあるため、用途や好みに合わせて使い分けるのがよいでしょう。
バタフライピーの使い方
ハーブティーとして楽しむ
バタフライピーの代表的な楽しみ方は、ハーブティーです。ドライフラワーを熱湯で抽出すると、美しい青色のティーが出来上がります。レモン汁を加えると紫色に変化し、見た目の変化も楽しめます。味が控えめなため、はちみつやシロップで甘みを加えると飲みやすくなります。
スイーツや料理の着色料として活用
バタフライピーは、スイーツや料理の天然着色料としても活用されています。ゼリーやムース、アイスクリーム、パン、クッキーなどに加えることで、鮮やかな青や紫の色合いを楽しむことができます。
特に、バタフライピーパウダーやエキスパウダーは、製菓材料として使いやすく、さまざまなレシピに応用できます。
ドリンクのアレンジに活用
バタフライピーは、ドリンクのアレンジにも最適です。炭酸水やレモネード、ミルクと組み合わせることで、見た目にも美しいドリンクが完成します。特に、レモンやライムを加えることで色が変化し、グラデーションが楽しめるため、パーティーやカフェメニューにもぴったりです。
バタフライピーを使ったデリッシュキッチンのレシピをご紹介!
ドリンクにはもちろん、スイーツにも活躍できるデリッシュキッチンのアレンジレシピをご紹介します。
バタフライピーゼリー
バタフライピーを使えば鮮やかなブルーとパープルがきれいに仕上がります。涼しげで初夏にぴったりなスイーツです♪バタフライピーがない場合はブルーハワイシロップやいちごシロップでも代用できます。
ブルーレアチーズケーキ
爽やかなブルーのレアチーズケーキです!バタフライピーはやや濃い目に煮出すのがポイントです。バタフライピーがない場合はブルーハワイシロップで代用できます。
バタフライピーのさわやかドリンク
話題のバタフライピーを使って魅せるドリンクを作りましょう♡氷にもバタフライピーを使って色合いを楽しみましょう!
バタフライピーの魅力を知って料理に活用しよう
バタフライピーは、鮮やかな青色と色の変化が楽しめるハーブで、味や香りが控えめなため、さまざまなアレンジが可能です。ハーブティーとしてはもちろん、スイーツやドリンクの着色料としても活用でき、見た目にも楽しめるのが魅力です。
ぜひ、バタフライピーを取り入れて、日常に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。