スウィーティーとはどんな果物?旬の時期やおすすめの食べ方も紹介
作成日: 2022/05/16
みなさんはスウィーティーという果物をご存じでしょうか。聞きなじみのない名前で、どんな果物かわからないという人が多いかもしれません。
この記事では、スウィーティーとはどのような果物なのか、特徴や産地などについて解説します。また、保存方法や剥き方、おすすめの食べ方などもご紹介します。
スウィーティーとは
スウィーティーとはブンタンとグレープフルーツを交配して生まれた柑橘類の果物です。大きさや形はグレープフルーツと似ていますが、頭の部分が高く盛り上がったものもあります。種がなく、果皮の色が鮮やかな緑色をしていることが特徴です。
同じ品種でも地域によって呼び名が異なり、アメリカ・カリフォルニアで採れたものを「オロブロンコ」、イスラエル産のものを「スウィーティー」と呼びます。
イスラエルとカリフォルニアの気候の違いなどから、オロブロンコの果皮の色は黄色味が強く、スウィーティーは緑色が濃い傾向があります。
果皮と果肉の間にアルベド(白い部分)が多いため、果実の大きさに対して中の果肉は小さめです。
緑色で熟していないように見えるスウィーティーですが、甘味が強く、グレープフルーツのような苦味はほとんどありません。
スウィーティーの旬と産地
スウィーティーは11月から2月ごろが旬の時期で、主な産地はイスラエルです。オロブロンコはアメリカカリフォルニア州で栽培されています。わずかではありますが、国内でも愛媛県などで栽培されてます。
スウィーティーの選び方と保存方法
ここからは、スウィーティーの選び方と保存方法についてみていきましょう。
選び方
スウィーティーは形が丸く、表面につやがあるものを選びましょう。また、持ったときにずっしりと重みがあるものの方が、果肉が大きいといえます。
スウィーティーは完熟しても果皮が黄色くなりにくいといわれています。果皮の色が緑色~黄緑色の状態でも十分に甘味があるので、色はあまり気にしなくても問題ありません。
保存方法
スウィーティーは11月から2月の寒い時期に出回るため、常温で保存できます。切ってない状態の場合は、日が当たらない風通しの良い涼しい場所で保管しましょう。
部屋に暖房を付けている場合はポリ袋に入れて野菜室で保存するのがおすすめです。保存期間の目安は2週間です。
詳しくは下記のレシピで解説しています。
グレープフルーツと同様に保存できますので、「よくある質問」の部分も合わせてをご覧ください。
スウィーティーの剥き方
スウィーティーの剥き方は下記の通りです。
上下の皮を切り落とします。
手で剥きやすくするために、皮の上下に6~7か所ずつ切り込みを入れます。
切り込みに指を入れ、皮を剥いていきます。
房をひとつずつ分けて薄皮を剥きましょう。
スウィーティーのおすすめの食べ方
スウィーティーは上記のように、皮を剥いて1房ずつ薄皮をむいて食べるのがおすすめです。また、グレープフルーツのように皮を剥かず半分に切ってスプーンですくって食べる方法もあります。
さらに、ジューサーなどで果汁を絞り、ジュースとして飲むのもいいでしょう。
スウィーティーはブンタンとグレープフルーツを交配させた柑橘類
ブンタンとグレープフルーツを交配させたスウィーティーは、見た目とは裏腹に酸味や苦味が少なく、強い甘みがあります。果実の大きさに対して中の果肉は小さめですが、種がなく食べやすいのがうれしいところです。
冬の時期にしか出回らないスウィーティーですが、見つけた際はぜひ手に取ってみてください。