
菱の実とは?特徴や食べ方についてご紹介
作成日: 2022/07/07
更新日: 2022/07/08
菱の実をご存じですか。菱の実は池や沼に生息している菱の種子で、昔から親しまれてきました。しかし今は見かける機会が少ないので知らない方も多いかもしれません。
この記事では、菱の実の特徴や旬、下ごしらえの方法、おすすめの食べ方についてご紹介します。
菱の実について
まずは、菱の実についてみていきましょう。
菱の実とは
菱の実とは、ヒシ科ヒシ属の菱の種子のことです。菱は「ひし」と読みます。菱は池や沼に生息しており、水底から発芽して茎が伸び水面に葉を広げます。硬い皮におおわれた種子の中の白い果実を食べます。
菱の実の旬・産地
菱はかつて全国の湖で見られ、菱の実はおやつとして食べられていました。しかし徐々に生息地が減ってきてしまいました。現在は福岡県や佐賀県で栽培されており、旬は9〜11月です。
菱の実の味・食感
栗のようなほくほくとした食感で、ほんのり甘みがあります。茹でてそのままおやつとして食べるのはもちろん、クセのない味なので炒め物や揚げ物などさまざまな料理に合います。独特の食感が料理のアクセントにもなりますよ。
菱の実の下ごしらえ
菱の実は生で食べることはできないので、必ず加熱して食べましょう。菱の実はアクが多いので、必ず茹でる前に水にさらしてアクを抜いてください。最低でも2時間以上は浸けておきます。時間があれば一晩浸けておくのがおすすめです。
鍋に菱の実、たっぷりの水、塩(水の量に対して2〜3%)を入れて火にかけます。お湯からでなく水から茹でるのがポイントです。料理に使う場合は沸騰後10分、そのまま食べる場合にはさらに10〜20分茹でます。食べ方によって加熱時間を調整しましょう。
茹で終わったら、水に浸して冷ましてから皮を剥きます。
菱の実の食べ方
塩ゆでした菱の実をそのまま食べたり、サラダのトッピングや炒め物、炊き込みご飯などの料理に使ったりしても美味しく食べられます。皮は乾燥させて、お茶としても利用されています。
菱の実はヒシ科ヒシ属の菱の種子
菱の実はヒシ科ヒシ属の菱の種子のことで、硬い皮におおわれた種子の中の白い果実が食用になります。栗のようなほくほくとした食感が特徴で、ほんのり甘みがあります。茹でてそのまま食べたり、炒め物や炊き込みご飯などの料理に使われたりします。
菱の実を見かける機会は少ないですが、手に取ることがあればぜひ菱の実を味わってみてください。