
韓国グルメ「タッカンジョン」とは?ヤンニョムチキンとの違いやレシピをご紹介
作成日: 2025/11/04
近年、日本でも話題のタッカンジョン。特に若者の間で絶大な人気を誇り、韓国屋台の定番グルメとして親しまれています。
見た目はヤンニョムチキンと酷似していますが、実は製法や食感に明確な違いがあります。
この記事では、タッカンジョンの持つ特徴や名前の由来、そしてヤンニョムチキンとの違いを詳細に解説します。
タッカンジョンについて
タッカンジョンとは?
タッカンジョンの名称は、韓国語の二つの単語から構成されています 。鶏肉を意味する「タッ」と、小さなお菓子や塊を意味する「カンジョン」を組み合わせた造語です。直訳すると「鶏肉のお菓子」となり、パクパクとつまみやすい一口サイズで作られる理由を示します。
カンジョンとは本来、「水あめで固めたお菓子」、すなわち韓国式おこしを指す言葉です。この語源からも、タッカンジョンが水あめを多用した甘さとツヤを特徴とする料理だと理解できます。
タッカンジョンの味わいと特徴
衣のサクサク感がしっかり感じられるよう、片栗粉・強力粉・米粉などを利用するレシピが多く紹介されています。
ソースが鶏肉表面をコーティングすることで、ツヤツヤでカリッとした仕上がりになります。これは「冷めてもサクサク」を可能にする重要なポイントです。 
コチュジャン、ケチャップ、砂糖・水あめ、醤油などが使われ、甘みと辛みが調和した味わいが特徴です。韓国の屋台では、おやつ的な立ち位置でカップで販売されることもあります。
韓国のタッカンジョンの歴史
タッカンジョンが広まった背景には、韓国の屋台文化や惣菜文化があります。特に、港町の市場などで、「冷めてもおいしく持ち帰れる唐揚げ」として工夫されたという説があります。 
韓国・仁川の新浦市場では、船乗りたちが長い航海の合間にも冷めてもおいしい鶏の揚げ物を食べられるように、タッカンジョンが考案されたといいます。
このように、タッカンジョンは「日常の軽食」「持ち帰り・食べ歩きに適した鶏料理」という位置づけが強く、屋台スタイルやストリートフードの文脈で語られることが多いです。
ヤンニョムチキンとの違いは?
タッカンジョンは、一口サイズにカットされた鶏肉をカリッと揚げたのち、たっぷりの照りのある甘辛ソースで絡めるスタイルが特徴的です。
一方ヤンニョムチキンは、骨付きの大きめのチキンを使ったメニューで、衣がしっとりとした食感になることも少なくありません。
また、タッカンジョンのソースには水あめが多く使われ、冷めても照りや食感が保たれやすい点が大きな違いとなっています。
そのため、屋台グルメやテイクアウトとして親しまれているのがタッカンジョン、食事や飲みの席に映えるのがヤンニョムチキンという位置づけになることが多いです。
タッカンジョンのレシピをご紹介!
ここではデリッシュキッチンのタッカンジョンのレシピをご紹介します。
一口食べればやみつきになること間違いなし!鶏の唐揚げに甘辛いソースをたっぷりからめた一品です。
材料【4人分】
鶏もも肉・・・・・・・2枚(500g)
薄力粉・・・・・・・・大さじ2
片栗粉・・・・・・・・大さじ2
グリーンリーフ・・・・適量
サラダ油・・・・・・・適量
☆下味
酒・・・・・・・・・・大さじ2
塩・・・・・・・・・・小さじ1/3
黒こしょう・・・・・・少々
★タレ
酒・・・・・・・・・・大さじ2
ケチャップ・・・・・・大さじ4
コチュジャン・・・・・大さじ1
はちみつ・・・・・・・大さじ3
しょうゆ・・・・・・・大さじ1
粉唐辛子・・・・・・・小さじ1
おろしにんにく・・・・小さじ1
白いりごま・・・・・・大さじ1
手順
①鶏肉は一口大に切り、ボウルに入れて、☆を加えて揉み込み10分程おく。薄力粉、片栗粉を加えて全体に揉み込む。
②鍋に底から2cm程のサラダ油を入れて170℃に熱し、鶏肉を入れて中火で4〜5分程、鶏肉に火が通るまで揚げる。
③フライパンに★を入れて混ぜ、弱火で熱し、ふつふつとしたら、鶏肉を加えて全体にからめる。
④器にグリーンリーフ、3を盛る。
詳しい手順はこちらの動画をご覧ください!
自宅でもタッカンジョンを楽しもう!
タッカンジョンは「韓国発の甘辛チキン」として、日本でもぜひ試してみたいジャンルです。骨なしの一口サイズで、冷めてもおいしいよう工夫された屋台スタイルなど、気軽に楽しめる要素がそろっています。味わいや食感、スタイルの違いを知ることで、韓国チキンの魅力をさらに深く知るきっかけになります。
今回ご紹介したデリッシュキッチンのレシピでは、身近な材料で手軽に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。
