
ブンモジャとは?トッポギとの違いや特徴・食べ方を解説
作成日: 2025/11/04
近年、韓国グルメ界隈で人気を集める「ブンモジャ」をご存知ですか?
YouTubeやTikTokのモッパンから火がつき、そのもちもち食感で中毒者が続出しています。「トッポギと何が違うの?」「どこで買えるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、ブンモジャの特徴からトッポギとの決定的な違いまで、詳しく解説します。
ブンモジャについて
ブンモジャとは?
韓国で人気のブンモジャは、中国東北地方発祥の春雨の一種です。
韓国のインフルエンサーがモッパンで紹介したことをきっかけに、一躍人気の的となりました。漢字で「粉耗子」と書き、韓国の料理に幅広く利用されています。
ブンモジャの特徴
主な原料はじゃがいもでんぷんやコーンスターチで、春雨の仲間ではあるものの、通常の細く長い春雨とは違って太く短い形状が特徴です。
茹でるとぷるんとした透明感ある見た目になりつつ、弾力のあるもちもち食感が楽しめるのが魅力的です。
食材自体にはほとんど味や香りがなく淡泊な味わいなので、濃いめのソースやスープの旨味を最大限に引き出す能力に優れています。
トッポギやタンミョンとの違いは?
トッポギとの違い
ブンモジャとトッポギは、一見似ている食材でも、実は原料や用途に明確な違いがあります。
まず、ブンモジャの主原料はじゃがいもでんぷんなどの澱粉が中心ですが、トッポギは米粉や小麦粉で作られた餅状食材です。
見た目や形状にも差があり、ブンモジャは太めで短く、半透明のぷるんとした食感がありますが、トッポギは白く円柱状で、噛むほどに米粉の甘みを感じるもっちりとした食感が特徴です。
また、調理の用途も異なり、ブンモジャはスープや鍋物で素材として使われることが多く、ソースや汁をしっかり吸い込んで食感を引き立てます。
対してトッポギは、甘辛いコチュジャンソースなどで煮込まれて単品料理として楽しまれることが一般的です。
タンミョンとの違い
ブンモジャとタンミョンは、いずれも韓国料理で使われる春雨系の食材ですが、原料や食感に明確な違いがあります。ブンモジャはじゃがいもでんぷんを主原料としており、茹でると透き通って「ぷるん」としたもちもち食感が際立ちます。
 
一方、タンミョンはさつまいもでんぷんが原料で、乾燥時は灰色がかった平打ち形状が特徴。茹でると「つるっ」と滑らかで、適度な弾力を持つ仕上がりです。 見た目では、ブンモジャがやや太く短めで中空構造のものが多いのに対し、タンミョンは細長くて平たい形をしており、この違いが食べ比べたときの印象にも表れます。
ブンモジャのおすすめの食べ方
味が淡泊なブンモジャは、様々なソースやスープの味を吸収します。韓国料理に限らず、洋風や中華風の料理にもマッチするため、自由な発想でアレンジを楽しめるのです。
麻辣湯(マーラータン)
ブンモジャの定番の食べ方は、辛い味付けの煮込み料理です。唐辛子や花椒の痺れる辛さが、モチモチ食感に絡んで絶品です。
火鍋(鍋料理)
麻辣スープや白湯スープなど、さまざまな味のスープに具材として加えて楽しめます。
キムチチゲなどに入れると、ぷるんとした食感が加わり、食べ応えもアップします。
クリーム煮
もちもちとした弾力に、コクのあるクリームソースがよく絡みます。まろやかな味わいで、中華風クリーム煮との相性も抜群です。
トッポギの代用
トッポギの代わりに使って、甘辛ソースで煮込む「トッポギ風甘辛煮」も人気です。生クリームやチーズを加えた「ロゼトッポギ」や「チーズトッポギ」風のアレンジにもよく合います。
パスタの代用
パスタの麺代わりに使うのもおすすめです。ミートソースやトマトソース、スープパスタなどに合わせれば、料理の幅がぐっと広がります。
ブンモジャはどこで買えるの?
ブンモジャは、輸入食品店、韓国・中国食材を扱うスーパー、オンラインショップ(通販)などで販売されており、国内のスーパーではまだ取り扱いが少ない傾向にあります。
商品名に「粉耗子」、「空心粉」などと書かれていることがあります。また、原材料に「じゃがいも澱粉」、「コーンスターチ」などが記載されているかも確認すると安心です。
ブンモジャを美味しく味わおう!
ブンモジャは、そのユニークな食感とアレンジの幅広さが魅力の食材です。トッポギやタンミョンとの違いを知ることで、料理の目的に合わせて使い分けができ、食卓がぐっと豊かになります。
ぷるんとした弾力を楽しみながら、自分好みの味付けや調理法を見つけてみてください。きっと、新しい韓国グルメの楽しみ方が広がるはずです。
