
ジャポニカ米の特徴は?インディカ米やジャバニカ米との違いもご紹介!
作成日: 2022/10/31
お米と一言で言っても様々な種類のお米が存在しますよね。そのなかでもジャポニカ米と呼ばれるお米についてご存じですか?この記事ではジャポニカ米について解説します。インディカ米や名前が似ているジャバニカ米との違いもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ジャポニカ米とは
ジャポニカ米とはジャポニカ (japonica) 種の米のことで、イネの品種群の一つです。日本で主に食されている米はジャポニカ米で、日本や朝鮮半島、中国が主な産地です。
ジャポニカ米は丸みを帯びた楕円形で、炊いた時にふんわりと柔らかく、弾力と粘りがあります。ジャポニカ米は炊いたり蒸したりしていただくのが主流で、冷めても劣化しにくいお米です。
柔らかい食感に粘りや噛むほどに甘みがでることから、おにぎりやお寿司などに使うのに適したお米です。
世界のお米の種類は大きく分けて3つ
お米にはジャポニカ米(種)の他にも大きく2つの品種群があります。残り2つの種類についても、さっそくみていきましょう。
インディカ米
インディカ米とはインディカ種の米のことをいいます。主な産地はインド・タイ・バングラデシュ・ベトナム・マレーシアなどの中国中南部や東南アジアです。
インディカ米の特徴は、細長い形状で炊くと粘り気が少なく、パラパラとした食感であっさりとした味わいをしています。
インディカ米はジャポニカ米と同様に炊いていただくのが一般的です。炊飯器で炊くこともできますが、沸騰したお湯で煮込んだ後に一度お湯をきり、鍋に戻した後に火にかけ水分を飛ばした後、蓋をして蒸らして炊き上げる方法もあります。その他にも煮たり、茹でたりするなどの調理法もあります。
インディカ米はピラフやチャーハン、混ぜ込みご飯やパエリアなどの炊き込みご飯として使われることが多いです。
ジャバニカ米
ジャパニカ米とはジャワ型などとも呼ばれるジャバニカ種の米のことで、ジャポニカ米の変異型とも言われており「熱帯ジャポニカ」と呼ばれることもあります。
生産量は他のお米に比べて少なく、日本ではほとんど栽培されていません。主にインドネシアをはじめとする東南アジアや、スペインやイタリアで栽培されています。
主な調理法は他の種類のお米と同様で、炊く、蒸す、ゆでるなど様々な方法で調理され、食べられています。。パエリアやリゾットに使われることの多いお米です。
ジャポニカ米は日本で親しまれているお米!
ジャポニカ米は日本で主に食べられているお米で、日本以外にも朝鮮半島や中国で食されているということが分かりました。インディカ米やジャポニカ米との大きな違いは、丸みを帯びた楕円形をしており、炊いた時にふんわりと柔らかく弾力と粘りがあることです。作る料理ごとに米の品種を変えてみて、米の食感の違いを楽しんでみるのもいいでしょう。