ベジブロスとは?活用できる野菜や出汁を取る時の注意点をご紹介!
作成日: 2024/11/19
料理をした後、野菜の皮や芯、種などをついついすぐに捨てていませんか?実はこのように捨てられがちな野菜の皮や種は出汁として再利用できるんです!
この記事では、ベジブロスの概要、使用できる野菜の種類、注意点をご紹介します。
この記事を読みぜひベジブロスに挑戦してみてください!
ベジブロスとは?
ベジブロスは、英語の「ベジタブル(野菜)」と「ブロス(出汁)」を組み合わせた言葉で、野菜の皮やヘタ、芯などを煮出して作る出汁のことを指します。通常捨ててしまう部分を活用することで、栄養素を無駄なく摂取でき、環境にも優しい取り組みとして注目されています。
ベジブロスに適した野菜の種類と味わいベジブロスには、以下の野菜の皮や切れ端が適しています。
トマト
トマトからはほんのりと酸味のある出汁をとることができます。
トマトにはうま味成分であるグルタミン酸が含まれているため、カレーなどにマッチしますよ。また出汁を取り終わり、こした後のトマトも具材として活用できます。
玉ねぎ
玉ねぎからはコクと甘みのある出汁を取ることができます。
特に普段捨てがちな皮は、出汁の色付けやコクを出す役割を担ってくれるので捨てずに一緒に使いましょう。玉ねぎの出汁はコクがありつつも、あっさりしているので、スープやピラフなどいろんな料理に使うことができます。
キャベツ
キャベツからは甘みがあって優しい味わいの出汁を取ることができます。
特に外側の硬い葉など普段料理にはあまり使いづらい部分も出汁としては使えますよ。ポトフやスープ系の料理にもあいます。うま味を加えるために昆布と一緒に出汁をとるとおすすめです。
長ネギの青い部分
長ネギからは食欲がそそられるような風味豊かな香りの出汁を取ることができます。
特につい余ってしまいがちな長ネギの青い部分にはうま味成分が含まれているため、出汁としてもピッタリです。水につけるだけで簡単に出汁が取れますよ。味噌汁や中華スープなどに使うとおすすめです。
白菜
白菜からはキャベツ同様にやさしい甘みのある出汁を取ることができます。白菜単体ではコクが出にくいので煮干しなどと一緒に取ることがおすすめです。味噌汁や雑炊、中華粥などにおすすめです。
かぼちゃの種、皮、わた
普段捨てがちなかぼちゃの種、皮、わたは果肉同様に栄養があるので出汁として活用しましょう!かぼちゃ特有の甘みのある出汁を取ることができますよ。味噌汁やポタージュスープ、煮物などにおすすめです。
さまざまなきのこ類
えのき、しめじ、舞茸といったさまざまなきのこも出汁として活用することができます。1種類だけでも出汁は取れますが、数種類のきのこを合わせて使うことで、よりうま味が増しますよ。香りも豊かなので、取った出汁はカレーやおでん、ビーフシチューなどにおすすめです。
この他にもごぼうやアスパラガス、れんこん、にんにくなどさまざまな野菜でも出汁は取ることができます。
ベジブロスを作る際の注意点
ベジブロスを作る際には、以下の点に注意しましょう。
野菜選びに注意する
ゴーヤやピーマンなど苦味が強い野菜や、キャベツの芯、ブロッコリーの茎など、アクの強い野菜は美味しく感じる、感じないといった好みがわかれますので注意が必要です。
皮付きの野菜はよく洗う
野菜の皮には農薬が残留している可能性があります。無農薬の野菜やオーガニックの野菜を選ぶか、重曹や流水でしっかり洗浄しましょう。
煮出しすぎない
長時間煮出すとえぐみが出る場合がありますので、注意しましょう。
ベジブロスで環境にやさしく料理を豊かに
ベジブロスは、野菜の栄養素を無駄なく摂取できるだけでなく、料理の旨味を引き立てる出汁です。日常の料理に取り入れることで、健康的で環境にも優しい食生活を実現できます。ぜひ、ベジブロスを活用して、食卓を豊かにしてみてはいかがでしょうか?