インディカ米とは?特徴や入手方法について紹介!
作成日: 2020/09/21
日本人の主食として、親しまれているお米。ただ、お米と一口にいってもさまざまな種類があることをご存じでしょうか。たとえば、タイ料理などに欠かせないお米に「インディカ米」というものがあります。
インディカ米とは一体どのようなものなのでしょうか。
そこで、この記事ではインディカ米の特徴やほかのお米との違い、入手方法について詳しく紹介します。
そもそもインディカ米とは?
日本ではあまりなじみのないインディカ米。しかし、実は世界における米の生産量の80%以上を占めるとされる、非常にポピュラーなものです。名前の通り、インドや南アジアなどが主な生産地となります。
気温の高い地域で栽培されることが多く、日本ではほとんど生産されていません。インディカ米は細長い形をしていることが特徴です。味はあまりせず、あっさりと優しい味わいだとされています。食感はややパサパサとしており、粘りもありません。
箸やスプーンで触ってもくっつかず、パラパラとしています。そのため、インディカ米はそのまま単品として食べられることは少なく、ほとんどの場合は香辛料などで味付けします。ピラフやパエリアなどに使われることも多いでしょう。
また、濃い味付けのおかずと一緒に食べるケースもあります。
インディカ米の炊き方
インディカ米と普段日本で食べられているお米とでは、見た目や味だけではなく「炊き方」にも違いがあります。
インディカ米の炊き方は「お湯で茹でる」方法が一般的です。この炊き方は通称「湯取り法」とも呼ばれています。
炊き方の手順は、まず鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させます。
お湯が沸いたらインディカ米を入れて、そのまま茹でていきましょう。火加減にもよりますが、茹でる時間は15分程度が目安です。
その後、お米を取り出してしっかり水気を切れば完了です。
普段とは異なるお米の炊き方に戸惑う人も多いかもしれませんが、パスタを茹でるようなイメージを持つとわかりやすいでしょう。
インディカ米はお米をといだり、水を含ませたりする必要がありません。
そのため、調理の時間を短縮できるメリットがあります。
インディカ米はどこで購入できる?
インディカ米は日本国内でほとんど生産されていません。そのため、国内で入手できるインディカ米は基本的に輸入品がとなります。
インディカ米は主にスーパーで購入できます。
近隣のスーパーで取り扱いがない場合は、通販サイトで購入することも可能です。
特に大量のインディカ米を買う場合は重いため、通販を利用して自宅まで届けてもらうと便利でしょう。
ジャポニカ米やタイ米との違いは?
お米にはさまざまな種類があり、ジャポニカ米やタイ米などと呼ばれるものもあります。
これらはインディカ米とどう違うのか、詳しく見ていきましょう。
ジャポニカ米との違い
前提として、世界のお米は大きく「ジャポニカ種」と「インディカ種」の2種類に分けられます。
日本で普段多く食べられているのはジャポニカ種のジャポニカ米です。インディカ米とジャポニカ米は見た目・味わい・食感において大きな違いがあります。
ジャポニカ米は丸みを帯びてツヤがあり、ふっくらとした見た目をしていることが特徴です。また、味は甘みがあり、食感はやや粘り気を持っています。
タイ米との違い
タイ米はインディカ種に分類され、インディカ米と同じものです。
インディカ米はタイ料理屋で使われる機会が多いことから、タイ米と呼ばれるようになったとされています。
なお、タイ米のなかには「ジャスミン米」と呼ばれるものがあり、これは最高級品という扱いになります。ジャスミン米は味や香りが非常に良く、世界でも人気の高いお米です。
インディカ米には魅力がたくさん!食卓に取り入れて料理の幅を広げよう
インディカ米は普段日本で食べられているジャポニカ米とは、見た目や味が大きく異なります。あっさりとした味わいとパサパサとした食感をしており、カレーや汁物によく合うお米です。
ピラフやパエリアなどの料理に活用するのも良いでしょう。なお、インディカ米はスーパーや通販などで入手できます。
興味のある人はジャポニカ米とは異なる魅力を持つ、インディカ米を食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。