
カオソーイとは?味の特徴や由来・簡単レシピもご紹介
作成日: 2025/07/03
タイで親しまれているカオソーイをご存じでしょうか?
まろやかなココナッツの香りとスパイスの調和が魅力で、現地だけでなく旅行者にも広く愛されている料理です。
この記事では、カオソーイの歴史や特徴、簡単に作れるレシピもご紹介します。
カオソーイについて
カオソーイとは?
カオソーイは、タイ北部のチェンマイを代表する麺料理です。
まろやかなカレースープに卵麺を合わせたスタイルが特徴で、茹で麺と揚げ麺の両方を使用します。
鶏肉や牛肉などの具材を使い、酸味のある高菜漬けやライム、刻み玉ねぎ、チリペーストといった薬味を添えるのが一般的です。ココナッツミルクを加えたスープは、辛さよりもコクと香りが引き立ち、スパイスが苦手な方でも楽しめる味わいに仕上がっています。現地では日常食として親しまれており、旅行者にも人気のタイ料理です。
カオソーイの歴史
カオソーイの起源は、中国雲南省出身のイスラム系中国人「チンホー(回族)」がタイ北部に伝えた麺料理にあるとされています。
彼らはかつてビルマ(現ミャンマー)を通じてタイに移住し、持ち込んだ麺文化がタイの食材や調理法と融合しました。
そこにココナッツミルクやスパイスを加えたことで、現在のカオソーイのスタイルが確立されたと考えられています。
カオソーイの由来
カオソーイという名前には諸説ありますが、タイ語やラオス語で「麺を切る」という意味があり、もともとは「手打ちの切り麺料理」を指していた可能性が高いとされています。
カオソーイの食べ方
カオソーイは、まずそのままスープと麺の味を楽しむのがおすすめです。
茹で麺と揚げ麺、2種類の食感を感じながら、まろやかなカレースープを味わいましょう。
その後、添えられたライムを絞って酸味を加えたり、高菜漬けや刻み玉ねぎを混ぜて風味を変化させます。さらに辛味が欲しい場合はチリペーストを少しずつ加えるのがポイントです。麺がスープを吸ってなじむ後半には、揚げ麺がしっとりし、違った食感が楽しめます。一杯でさまざまな味わいの変化を感じられるのが、カオソーイの魅力ですよ。
カオソーイの基本の作り方
ここでは、自宅で簡単に作れるデリッシュキッチンのレシピをご紹介します。
材料【2人分】
焼きそば麺(太麺)・・・・・ 2袋
鶏もも肉・・・・・・・・・1枚(200g)
紫玉ねぎ・・・・・・・・・1/4個(50g)
パクチー・・・・・・・・・1/3袋(13g)
レモン(くし形切り)・・・・ 2切れ
サラダ油・・・・・・・・・適量
☆調味料
レッドカレーペースト・・・・大さじ1
ココナッツミルク・・・200g
カレー粉・・・大さじ1
砂糖・・・・・・・大さじ1/2
ナンプラー・・・・大さじ1
水・・・・・・・・600cc
手順
①紫玉ねぎは薄切りにする。パクチーは根元を切り落とし、3cm幅に切る。
②鶏肉は大きめの一口大に切る。
③フライパンに底から2cmほどのサラダ油を入れて160℃に熱し、中華麺の半量(1袋)を1/2量ずつ入れてきつね色になるまで揚げて取り出す(揚げ麺)。
④鍋に1/3量のココナッツミルク、レッドカレーペーストを入れてなじむまで混ぜる。弱火で熱し、ペースト状になるまで混ぜながら煮詰める。鶏肉、カレー粉を加えて肉の色が変わるまで炒める。
⑤残りのココナッツミルク、水を加えて混ぜる。中火にし、煮立ったらふたをして弱火で15分ほど煮る。砂糖、ナンプラーを加えてひと煮する(カレースープ)。
⑥別の鍋に湯をわかし、残りの中華麺(1袋)を入れて袋の表示時間通りにゆで、水気を切る。
⑦ゆでた中華麺を器に盛り、カレースープを注いで鶏肉をのせる。紫玉ねぎ、揚げ麺、パクチー、レモンをのせる。
詳しい手順はこちらの動画をご覧ください!
タイ料理の代表!カオソーイの魅力を味わおう
カオソーイは、スープに薬味を加えるごとに味わいが変化し、一杯の中でさまざまな風味を楽しめるのも魅力です。現地での食体験はもちろん、今回ご紹介したデリッシュキッチンのレシピで自宅でも手軽に味わえます。
今日の食卓にカオソーイを取り入れて、旅気分を味わってみましょう。