デリッシュキッチン

塩パンとは?発祥や特徴・簡単に作れるレシピもご紹介

作成日: 2025/07/03

今や全国のパン屋やSNS上でも大人気の塩パン。誕生の経緯や、塩をまとった味わいとその食感がなぜ支持されるのでしょうか。この記事では、塩パンの発祥や特徴、自宅で作れる簡単レシピも解説します。

目次

  1. 塩パンとは?
    1. 塩パンの発祥
    2. 塩パンの味わいと特徴
    3. 塩パンとザルツシュタンゲンの違いは?
  2. 塩パンの作り方
    1. 材料【4個分】
    2. 手順
  3. ワンランク上のアレンジレシピもご紹介!
    1. バター香る!塩バターパン
    2. 黒ごま塩パン
  4. 暑い日にぴったりの塩パンを堪能しよう

塩パンとは?

塩パンの発祥

塩パンの発祥地は、愛媛県八幡浜市にある「パン・メゾン」という小さなベーカリーです。夏場の売り上げ低下に悩んでいた店主が「塩をふったパンが流行っている」と息子に聞いた話をヒントに誕生しました。
特に暑い季節には「塩分をとれる」という利点が、魚市場の労働者を中心に地元でじわじわと人気を集め、やがて口コミやSNSを通じて全国のベーカリーに広がっていったそうです。

塩パンの味わいと特徴

塩パンは、見た目はシンプルながらも、一口食べるとじゅわっと広がるバターの風味と、表面にふられた塩のアクセントが絶妙に調和したパンです。ロールパン風のやわらかな生地にバターを巻き込んで焼き上げることで、底面にはバターが染み出して香ばしい「カリッ」とした食感が生まれます。

塩味と油分のバランスがよく、あえて具材を入れずシンプルに仕上げているからこそ、素材そのものの魅力が際立ちます。やさしい味わいが朝食や軽食にもぴったりで、幅広い世代に親しまれています。

塩パンとザルツシュタンゲンの違いは?

ザルツシュタンゲン(Salzstangen)は、オーストリア発祥の塩味の効いた細長いパンです。外側はカリッと香ばしく、ビールやワインと合わせる軽食としても親しまれています。

一方、日本の塩パンは、ふっくらとしたロール状の形で、生地にバターをたっぷり巻き込んで焼き上げるのが特徴です。
それぞれ見た目も味わいも異なるものの、「塩味パン」という共通点から、日本の塩パンがザルツシュタンゲンに着想を得たとも言われています。

塩パンの作り方

今回はデリッシュキッチンのレシピから、自宅でも手軽に作れる塩パンをご紹介します。

材料【4個分】

有塩バター・・・・20g
塩・・・・・・・・適量
サラダ油・・・・・適量

☆生地
強力粉・・・・・・100g
ドライイースト・・2g
砂糖・・・・・・・小さじ1
塩(生地)・・・・・ 2g
水・・・・・・・・30g
牛乳・・・・・・・40g

手順

①ボウルに☆を入れて混ぜ合わせて粉気がなくなるまでこねる。

②フライパンに生地を入れて中火で10秒温まるまで加熱して、ふたをして30分ひとまわり大きくなるまで発酵させる。

③生地を4等分にして丸め、円柱状にし、綿棒で上下に伸ばして、バターを5gずつのせて手前から巻く。

④室温でひとまわりくらい大きくなるまで待つ。

⑤生地にサラダ油を塗り、塩をかけて180℃に予熱したオーブンで15分加熱する。

詳しい手順はこちらの動画をご覧ください!

ワンランク上のアレンジレシピもご紹介!

バター香る!塩バターパン

バターのジュワッと感がたまらない塩バターパンのレシピをご紹介します!焼き立てでしか味わえない、外はカリッと中はジューシーな塩パンをぜひ味わってみてください。

黒ごま塩パン

バターを包みつつも、ちょっぴり溢れるバターがカリカリに仕上げてくれる塩パンの生地に、黒ごまを混ぜ込んでアレンジ!

暑い日にぴったりの塩パンを堪能しよう

暑い時期には塩分補給としてもぴったりの塩パン。味や食感はもちろん、親しみやすさもあり魅力的です。

近年では塩パンがさらに進化し、メロンパン風味やチョコレートコーティング、またチーズやごまなどのラインナップが登場。甘系のものからお惣菜パンまでアレンジされたユニークな塩パンがトレンドになり、再び注目を浴びています。

また、今回ご紹介したデリッシュキッチンのレシピでも、自宅で簡単に作れるので、ぜひ自分だけの特別な塩パンを堪能してみてくださいね。

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