話題のローフードとは?どんな食材が含まれるの?
作成日: 2020/04/14
更新日: 2020/07/31
特に海外で人気の「ローフード」を知っていますか。調理していないローフードを摂取することで、体にさまざまなメリットがあると考えられているのです。ここでは、ローフードとはなにか、ローフードにはどんな食材があるのかなどを見ていきましょう。
ローフードとは?
「ローフード(Raw Food)」とは「生の食べ物」を意味します。
人間の体内には消化酵素や代謝酵素が存在していますが、加齢とともに酵素の量は減少するとされています。酵素には消化や代謝を円滑に行うという働きがあり、食べ物から酵素を摂取することで体内で酵素が無駄に消費されるのを防ぐことができるのです。
酵素は加熱により失われてしまうため、加熱していない生の食べ物を摂取することが推奨されています。
また、ローフードを摂取する食生活のことを「ローフーディズム」と呼び、海外セレブなどの間で広がりを見せています。
ローフードにはどんな食材がある?
ローフードとは生の食べ物を指しますが、実は食材に含まれている酵素が損なわれない温度で加熱や調理されたものも、ローフードと呼ばれています。具体的にどのような食材が該当するのか、見ていきましょう。
ドライフルーツ
レーズンやプルーン、アプリコットといった果物を乾燥させたものです。
海藻
わかめや昆布、ひじきなど。乾燥タイプや塩漬けタイプがあります。
生の野菜・果物
キャベツやレタス、トマトなどの野菜や、リンゴ、バナナ、キウイなどの果物全般。
浸水したナッツ
生のナッツには、発芽をコントロールするための「酵素抑制物質」がもともと含まれています。つまり、このまま食べても酵素を摂取することができません。
酵素抑制物質は、ナッツを水に一晩浸けることで、取り除くことができます。
スプラウト
もやしや豆苗、かいわれ菜など、発芽した豆類には、酵素が含まれています。
生魚
刺身などの生魚は、ローフードとして取り入れられることもあります。
ただし、生魚や生肉など動物性タンパク質は体内で消化されにくいため、積極的に推奨しないのが一般的なローフードの考え方です。
発酵食品
生醤油や味噌、納豆などは製造の過程で加熱されますが、その後も発酵を続けることからローフードに数えられ、別名リビングフードとも呼ばれています。
梅干し
生の梅を干して塩漬けにした梅干しも、ローフードの1つです。
ローフードの調理方法
食材をなるべく生に近い形で摂取するのが、ローフードの基本的な考え方です。ここでは、実際にどのような調理をするのかご紹介します。
サラダ
生野菜たっぷりのサラダは、ローフード調理の定番です。
スムージー
葉物野菜にバナナやリンゴをミックスすれば、飲みやすいスムージーになります。
冷製スープ
好きな野菜をミキサーにかけて、冷製スープでいただきます。
ローチーズ
ローチーズとは生のナッツを発酵させて作ったもの。
そのまま食べるほか、スイーツなどにも使われます。
まずは1日1食ローフードに変えてみませんか?
ローフードと聞くと特別な食事を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、サラダやスムージー、フレッシュジュースなど実は身の回りにたくさんあります。
まずは朝食だけでもローフードに変えることで、体の変化を感じるかもしれません♪