バナナの糖質やカロリーは？ほかの果物との比較も解説

バナナのカロリーと糖質

バナナ1本（可食部100g）あたりに含まれるカロリーと糖質をご紹介します。

・カロリー…93kcal
・糖質…21.4g

バナナの栄養

バナナに含まれる栄養をみていきましょう。三大栄養素のほか、カリウムや食物繊維、トリプトファンについてもご紹介します。

三大栄養素

バナナ1本（可食部100g）あたりに含まれる三大栄養素は下記の通りです。

・炭水化物…22.5g
・たんぱく…1.1g
・脂質…0.2g

カリウム

バナナ1本（可食部100g）あたりに含まれるカリウムは下記の通りです。

・カリウム…360mg

カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧を調節する働きがあります。ナトリウムを排出を助ける作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。

食物繊維

バナナ1本（可食部100g）あたりに含まれる食物繊維は下記の通りです。

・食物繊維…1.1g

食物繊維は食べ物に含まれていながらも、人の消化酵素では消化できない栄養です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが発見され、「第6の栄養素」として注目されています。

トリプトファン

バナナ1本（可食部100g）あたりに含まれるトリプトファンは下記の通りです。

・トリプトファン…10mg

トリプトファンは体内で合成できないため、食物からとる必要がある必須アミノ酸のひとつです。精神を安定させる働きを持つ神経伝達物質である「セロトニン」の原料になることが分かっています。

ほかの果物との比較

バナナのカロリーと糖質をほかの果物と比較してみましょう。それぞれのフルーツ、可食部100gあたりに含まれるカロリーと糖質は下記の通りです。

《バナナ》
・カロリー…93kcal
・糖質…21.4g

《いちご》
・カロリー…31kcal
・糖質…7.1g

《りんご（皮なし）》
・カロリー…53kcal
・糖質…14.1g

《みかん》
・カロリー…49kcal
・糖質…11.0g

《キウイフルーツ（緑肉種）》
・カロリー…51kcal
・糖質…10.8g

ほかの果物と比べて、バナナに含まれるカロリーや糖質は多いことが分かります。

カロリーや糖質が気になる場合のバナナの食べ方

バナナはたんぱく質やミネラル、ビタミン、食物繊維など、さまざまな栄養を含む果物ですが食べ過ぎには注意しましょう。

また、お菓子作りやヨーグルトなどのトッピングに使う際は、バナナの甘味を活かして調理するのがおすすめです。バナナのほかに加える砂糖やはちみつの量を減らすことで、糖質が高くなってしまうのを防げます。

糖質が気になるときはバナナの甘味を活かそう

バナナはほかの果物に比べて、糖質やカロリーが高い数値であることが分かりました。三大栄養素のほかカリウムや食物繊維など、さまざまな栄養も含まれているバナナですが食べ過ぎには注意しましょう。

お菓子作りやトッピングに使うときは、バナナの甘味を活かして調理するとよいですよ。バナナの特徴を上手に活用しておいしくいただきましょう。

【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版（八訂）
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット カリウム
（https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html）
・厚生労働省 e-ヘルスネット 食物繊維
（https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html）
・厚生労働省 e-ヘルスネット セロトニン
（https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-074.html）（2021/12/13）