白ワインは代用できる?代わりになる調味料やお酒をご紹介
作成日: 2021/12/25
料理やお菓子にもよく使われる白ワイン。レシピの材料に白ワインがある際に、普段ワインを飲まない場合は用意がないということもあるでしょう。しかし、全く同じ風味や味でなくても、白ワインの代用として使えるものはいくつかあります。
この記事では、料理における白ワインの役割から、代わりになる調味料やお酒などをご紹介します。
料理における白ワインの役割
白ワインには、肉や魚などの臭みを消す効果や、肉をやわらかくする働きがあります。また、白ワインを料理に使うことでさわやかな香りや風味をプラスすることができ、素材の旨味を引き立たせてくれます。
料理用白ワインと一般的なワインの違い
料理用ワインは、料理をおいしく仕上げることを考えて作られているため、一般的なワインのように飲んで楽しむのには向いていません。
料理用の白ワインは、通常のワインより糖分を少なく調整して作られているので、ワインの中に含まれる有機酸が一般的なワインよりも多く含まれているといわれています。白ワインに含まれる有機酸には肉をやわらかくする働きもあります。
料理用でない通常のワインを料理に使っても問題ありません。飲料用の白ワインは甘味が強いものも多いため、使用する場合はすっきりとした味わいの辛口のワインがおすすめです。
赤ワインは代用できるのか
同じワインでも、赤ワインを白ワインの代用として使用するのは、原料や製造方法、風味、味わいが違うためおすすめできません。
白ワインは、おもに素材の香りを活かした料理によく使われており、アクアパッツア、ワイン蒸し、ボンゴレビアンコなどが定番としてあげられます。これらの料理に使うと、赤ワインの赤い色がつくだけでなく風味も変わってしまいます。
一方、赤ワインは煮つめてソースにしたり、ワイン煮などの煮込み料理などコクのある味わい深い料理に向いています。白ワインとは適した料理が違うため、代用するのは難しいといえます。
ワインビネガーは代用できるのか
ワインビネガーは酢なので、調理用の白ワインとは味や風味が全く異なります。そのため、白ワインの代用としてワインビネガーを使うのはおすすめできません。
一方、ワインビネガーの代用として、白ワインを使うことは可能です。酢に少量の白ワインを加えて混ぜ合わせることで、味や風味もワインビネガーと変わりなく使ことができます。
白ワインの代用
白ワインの代わりにできるお酒や調味料をご紹介します。白ワインが手元にないときなどの参考にしてください。
シャンパン・スパークリングワイン
白ワインの代わりに使うなら、シャンパンやスパークリングワインがおすすめです。シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で作られたワインのことで、シュワっとした心地よい炭酸が特徴です。
シャンパンは白ワインと味や香り、色もほぼ変わらないので、白ワインの代わりに使っても問題ありません。炭酸が入っていますが、加熱すると炭酸は抜けるので問題ないでしょう。
日本酒
日本酒も白ワインの代わりに使用できます。日本酒は旨味やコクを引き出すことができますが、アルコール臭が強いと感じる可能性もあります。その場合は、加熱してアルコールを飛ばすことで匂いが消えるので気にせずに使えるでしょう。
焼酎
焼酎も白ワインの代用が可能ですが、独特の風味やくせがあるため、風味が変わる可能性があります。アルコール度数が高いので、使用する場合は風味づけに使用するよりも、肉をやわらかくする目的で使うのがおすすめです。
ラム酒・ブランデー
ブランデーやラム酒は香りが強いので、使用量が比較的に多い料理よりも使う量が少量であるお菓子作りでの代用がおすすめです。白ワインの代わりにラム酒やブランデーを使用すれば、芳醇な香りを楽しめます。
料理酒
料理酒にレモン汁を加えるとさわやかな酸味が加わって、白ワインと似たような風味に仕上がります。ただし、料理酒は糖分や塩分が入っているため、味つけを調整する必要があります。
みりん
みりんはもともと、料理に甘味や照りを出すときに使う調味料です。白ワインと同様にコクを引き出す役割もありますが、白ワインよりも甘味が強いことから代用できる料理が限らます。白ワインの代用として使う場合は、使用量に気をつけて控えめに使うようにしましょう。
白ワインを使ったDELISH KITCHENのレシピ
こちらの記事では、白ワインを使ったおすすめのレシピをまとめています。ぜひ、合わせてご覧ください。
白ワインはお家にあるもので代用できる
肉や魚の臭み消しのほか、風味づけなどさまざまな料理に活躍する白ワイン。料理だけでは使い切れないと購入するのをためらうこともあるかもしれません。白ワインがなくても、ほかの調味料やお酒などで代用することができますよ。
ただし、代用するものによって風味や味わいなどが変わってくるため、調整しながら使用するようにしましょう。