セミノールとは?特徴やカロリー・栄養についてご紹介
作成日: 2022/02/23
セミノールという果物をご存じでしょうか。さまざまな種類がある柑橘類のひとつで、オレンジ色が鮮やかなみずみずしい果物です。
この記事では、セミノールについて特徴や旬の時期に加えて、カロリー、栄養も解説します。あわせて、選び方や保存方法もご紹介するので参考にしてください。
セミノールについて
まずはセミノールがどのような果物なのかみていきましょう。
セミノールとは
セミノールは、ミカン科ミカン属タンゼロ類に分類される柑橘類の一種です。鮮やかなオレンジ色をしており、見た目はみかんに似ています。アメリカが発祥の果物で、とてもみずみずしくジューシーな味わいが特徴です。
セミノールの産地
日本では和歌山県で最も盛んに生産されています。次いで大分県、三重県での収穫量が多くなっています。
セミノールの旬
セミノールは3月から4月に収穫されます。収穫後すぐは出回らず、少し寝かせて酸味が和らいでから出荷されることが多くなっています。6月近くまで店頭に並びますが、4月中旬から5月中旬頃が最もおいしい旬の時期になります。
セミノールのカロリーと栄養
セミノールのカロリーと栄養についてご紹介します。
カロリー・糖質
セミノールの可食部100gあたりのカロリーや糖質は以下の通りです。
・カロリー…53kcal
・糖質…11.6g
ビタミンC
セミノールにはビタミンCが含まれています。可食部100gあたりの数値は以下の通りです。
・ビタミンC…41mg
ビタミンCは水に溶ける性質を持つことから、水溶性ビタミンに分類されます。体内でコラーゲンの生成に関わる作用があるだけでなく、抗酸化ビタミンとしても知られています。
詳しくはこちらをご覧ください。
βクリプトキサンチン
セミノールにはβクリプトキサンチンが含まれています。可食部100gあたりの数値は以下の通りです。
・βクリプトキサンチン…1300μg
βクリプトキサンチンとはカロチノイドのひとつで、人の血液中に存在する成分です。これまでの国内外の研究によると、βクリプトキサンチンがさまざまな疾病の発生リスクを下げる可能性があるとされています。複数種類のガン、糖尿病、関節リウマチ、動脈硬化などが該当します。
ペクチン
セミノールにはペクチンが含まれています。ペクチンとは水溶性食物繊維のひとつで、摂取した糖質の吸収を遅延させ、血糖値の急激な上昇を抑える作用があります。
セミノールの選び方
セミノールは色が濃く鮮やかで、つやと張りがあるものがおすすめです。果汁がたっぷりとあるものを選ぶなら、手にとって重さを比べてみましょう。同じ大きさのセミノールでも、持ったときにしっかりと重みを感じるものに果汁が多く含まれています。
セミノールの保存方法
セミノールは基本的には室温で保存でき、1週間ほど日持ちします。気温が高いときは乾燥しないようにポリ袋などに入れ、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。ただし、セミノールは新鮮なうちが一番おいしいので、できる限り早めにいただきましょう。
オレンジと同様の方法で保存することができるので、こちらも参考にしてください。
旬の時期にセミノールを味わってみよう
セミノールとは、ミカン科ミカン属タンゼロ類に分類される果物です。柑橘類の一種で見た目はみかんに似ており、みずみずしい味わいが特徴です。
購入するときはつやと張りがあり、色が濃いものを選びましょう。最もおいしくなる旬の時期は4月中旬から5月中旬頃です。ぜひ、ご家庭でもセミノールを味わってはいかがでしょうか。
【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット 果物
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-01-003.html)
・農研機構 ミカンとβ-クリプトキサンチン
(https://www.naro.go.jp/publicity_report/season/045260.html)(2022/02/23)