塩の賞味期限とは?保存方法や固まったときのほぐし方もご紹介
作成日: 2022/03/17
味つけや下ごしらえなど、普段の料理に欠かせない塩。ごま塩やハーブ塩などほかの食材を合わせたものもあり、いろいろな種類が販売されています。ところで塩の賞味期限はどのくらいなのか気にしたことはあるでしょうか。5年や10年ほどと思っている方もいるかもしれません。
この記事では、塩の賞味期限や保存方法、固まってしまったときのほぐし方などをご紹介します。
塩の賞味期限について
ここでは、塩の賞味期限についてご紹介します。
塩の賞味期限とは
塩には賞味期限がありません。その理由は、時間が経っても品質の変化がほとんど見られず、劣化することが極めて少ないためです。これは未開封の場合だけでなく、開封後の塩にも当てはまります。
実際に塩は、JAS法で賞味期限の表示を省略することが認められています。JAS法とは、農産物や水産物、また飲食料品などの農林物資の品質基準を定める規格で、食品の表示基準も定めています。
ただし、全ての塩が無期限で問題なく食べられるわけではありません。保存の環境によっては食べられなくなる場合があるので注意しましょう。
なお、賞味期限とは、おいしく食べることができる期限のことで、比較的に品質の劣化が穏やかな商品に表示されています。消費期限とは、期限を過ぎたら食べない方がよい期限のことで、品質が急速に劣化する食品に表示されているものです。ただし、どちらも未開封のまま適切に保存した場合の期限になります。
また、塩と同じように賞味期限がない調味料に砂糖があります。砂糖の賞味期限や固まってしまった砂糖のほぐし方などはこちらをご覧ください。
賞味期限がある塩とは
塩には種類によって賞味期限があるものもあります。塩以外にほかの食材が混ざっている場合は、賞味期限が記載されているでしょう。
赤飯にかけるごま塩やステーキなどに使うハーブ塩などは、含まれている食材に合わせた賞味期限が設定されています。商品によって異なるので、表示を確認するようにしてください。
塩の保存方法
塩には固まりやすい、においがつきやすいという性質があります。固まらないようにするには、温度や湿度の変化が少ない場所で保存します。
また、においが強いものの近くに置いておくと、においが移ってしまうことがあるので注意が必要です。塩を保存するときは密閉容器に入れたり、保存場所にも気をつけましょう。
塩が固まったときにほぐす方法
スプーンなどで簡単に砕ける場合は、そのままほぐしましょう。湿気を吸ってかたく固まってしまったものは、フライパンを使って焦げないくらいの弱火で空煎りすると、水分が飛んでサラサラになります。
塩には賞味期限がないため適切に保存しよう
時間が経っても品質がほとんど劣化しない塩には、賞味期限がありません。ただし固まりやすくにおいがつきやすいので、湿気が多い場所やにおいが強いものの側に置いたりすることは避けるようにしましょう。
また、塩のほかに食材が含まれている加工塩などには賞味期限が設けられている場合があるので、表示を確認するようにします。塩は適切に保存して料理に活用してください。
【参考】
・公益財団法人 塩事業センター
(https://www.shiojigyo.com/siohyakka/select/preservation.html)
・東京都 福祉保健局 食品安全FAQ
(https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kenkou/anzen/food_faq/hyoji/hyoji04.html)(2022/03/17)