DELISH KITCHEN

うーめん(白石温麺)とは?そうめんとの違いや食べ方をご紹介

作成日: 2022/03/17

うーめんという麺をご存じでしょうか。別名で白石温麺(しろいしうーめん)とも呼ばれ、見た目はそうめんに似ていますが、材料や長さ、太さなどさまざまな違いがあります。

この記事では、うーめんについて特徴や発祥、ご家庭でも楽しめるレシピなどをご紹介します。

目次

  1. うーめんとは
  2. うーめんの誕生のいわれ
  3. うーめんとそうめんの違い
  4. うーめんの食べ方とDELISH KITCHENのレシピ
    1. おくずかけ
  5. うーめんはそうめんの一種

うーめんとは

うーめんは、そうめんの一種です。宮城県白石市の特産品であるため「白石温麺(しろいしうーめん)」とも呼ばれ、宮城県の土産物としても人気になっています。

一般的なそうめんは製造の過程で油が使用されていますが、うーめんは油を使わない方法で製麺されるのが特徴です。

製麺時に油を使うと、麺の表面が乾いて伸ばしにくくなるのを防げる一方で、食べたときの消化に影響します。うーめんは胃腸が弱い方でも食べやすいよう開発されたものであるため、油が使われず小麦粉、塩、水で作られています。

うーめんの誕生のいわれ

うーめんは約400年前に、現在の宮城県白石市で誕生したという説があります。伊達藩白石城下にいた鈴木味右衛門が、胃を患った父親のために消化のよい麺を作ったことが始まりといわれています。

鈴木味右衛門は油を使わない製麺方法を採用し、それを食べた父親はそのおいしさと食べやすさから食が進み、回復が早まったようです。その後、息子の温情が讃えられ「温麺(うーめん)」と名付けられました。

うーめんとそうめんの違い

うーめんとそうめんを比較すると、使われる材料や仕上がりの長さ、太さなど、いくつか異なる点があります。

材料においてそうめんには油が使われますが、うーめんには使われません。これは、うーめんが胃腸の弱い方でも食べやすいように作られたものであることが関係しています。油を使うと消化に影響するため、油なしで製麺されるのです。

また、うーめんはそうめんよりも短く太いのが特徴です。そうめんは20cmほどの長さがありますが、うーめんは10cm程度です。これは、麺をすするのに体力を使わなくてもいいように、という優しさが込められているといわれています。少し太いうーめんは食べごたえがあるのも違いのひとつです。

うーめんの食べ方とDELISH KITCHENのレシピ

うーめんは夏だけでなく、一年を通して食べられています。そうめんのようにしていただく冷やしうーめんや、きゅうりやツナなどをトッピングした冷やし中華風など、さまざまな食べ方で楽しめます。

たんぱくな味わいなのでしょうゆ味はもちろん、お好みのつゆでいただきましょう。また、汁物に加えて食べるのもおすすめです。

ここでは、うーめんを使った郷土料理のレシピをご紹介します。

おくずかけ

おくずかけとは片栗粉などでとろみをつけた汁を、うーめんにかけていただく宮城県の郷土料理です。なすやにんじんなど手に入りやすい食材でアレンジしているので、ご家庭でも簡単に作れますよ。

うーめんはそうめんの一種

うーめんとは別名で白石温麺とも呼ばれる、宮城県白石市の特産品です。そうめんのような見た目をしていますが、製麺時に油を使わないのが特徴です。また、そうめんよりも短く少し太い麺になっています。

たんぱくなうーめんはしょうゆ味やみそ味など、さまざまなつゆで楽しめますよ。汁物に加えて食べるのもおすすめなので、ぜひご家庭でも味わってみましょう。

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