ネクタリンってどんな果物?美味しい食べ方や保存方法などをご紹介
作成日: 2022/04/22
更新日: 2022/04/26
「ネクタリン」とはどんな果物か知っていますか?桃やすももによく似た見た目や香りをしていますが、より酸味が強いのが特徴です。
この記事では、ネクタリンの産地や旬についてと、適切な保存方法やおすすめの食べ方などをご紹介します。
ネクタリンとは
ネクタリンとは、バラ科モモ属に分類される果実で、桃の一種です。標準和名では「ズバイモモ」と言い、一般的に呼ばれている「ネクタリン」は英語名になります。
表面に産毛がなくつるつるしていて、桃よりもすもものような見た目をしています。
ネクタリンの特徴・品種
ネクタリンは、酸味が強く甘酸っぱい味わいです。桃と比較すると、果肉がしっかりしていて身崩れしにくいのが特徴的で、香りは桃とよく似ています。果肉の色は黄色または赤色をしています。
ネクタリンには、ファンタジアや秀峰、メイグランド、フレーバートップ、サマークリスタルなどいくつかの品種があります。
ネクタリンの産地・旬
ネクタリンの主な栽培地は、長野県、山梨県、福島県です。旬は桃とほとんど同じで、夏から初秋にかけての時期です。品種によって多少の差はありますが、おおよそ7月~9月頃、特に8月頃に多く出回ります。
ネクタリンの保存方法
ネクタリンは、桃と同様にあまり日持ちしないため、適切な方法で保存することが大切です。新聞紙でふんわりと包み、陽の当たらない涼しい場所で保存するようにしましょう。
ネクタリンは冷蔵庫での保存は向いていません。風味が落ち、また追熟しないため、1~2日を目安に追熟させてから食べる直前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。追熟後は早めに食べきるようにしましょう。保存期間の目安は2~3日です。
皮ごと食べる場合は、良く洗ってからお召し上がりください。
ネクタリンの冷凍保存方法
ネクタリンの適切な冷凍での保存方法についてみていきましょう。
丸ごと冷凍保存する場合と切ってから冷凍保存する場合のどちらの方法でも、保存期間の目安は4週間で、半解凍の状態で美味しくお召し上がりいただけます。
丸ごと冷凍する方法
まずネクタリンを丸ごとラップで包み、保護キャップがあればその上からかぶせます。冷凍が可能な保存袋に入れて、空気を抜きながら口を閉じ冷凍庫で保存します。食べる時は流水で30秒ほど解凍すると皮がむけます。
切ってから冷凍する方法
ネクタリンの皮をむき、お好みの大きさに切ります。ボウルに水、レモン水を入れて混ぜ、切ったネクタリンをくぐらせます。水気を切ったら保存容器に入れて、しっかりとふたを閉じ、冷凍庫で保存します。
ネクタリンの切り方
1.ネクタリンは、種に当たるところまで縦に包丁を入れて、種に沿うようにして1周切り込みを入れます。
2.両手で持ち、右手と左手を反対方向にねじり2つに分けます。
3.包丁の先を種に沿うようにして切り込み、種を取り除きます。
4.放射状に3等分ずつに切ってから、皮をむきます。
ネクタリンの食べ頃
ネクタリンの食べ頃は、色や感触から見分けることができます。ネクタリンの表面の色が全体的に赤くなっていて、触ると少しやわらかいと感じる程度が食べ時です。また、香ると桃の甘い香りが十分に感じられるようになると、追熟していてより美味しく食べられるサインです。直前に冷やしてから食べるのがおすすめです。
ネクタリンの食べ方
ネクタリンは、生のままはもちろん、酸味を生かして様々なデザートに活用することもできます。タルトやフルーツケーキなどの焼き菓子をはじめ、ピューレ状にしてシャーベットにしたり、ソースやムースなどにも向いています。甘味を足して、甘酸っぱいフルーツカクテルにして楽しむのもおすすめです。
一般的には皮をむいて食べることが多いですが、皮付きのまま食べることもできます。
ネクタリンの甘酸っぱい味わいを楽しもう♪
すもものような見た目と、桃のような芳醇で甘い香りが特徴の「ネクタリン」。その甘酸っぱさは、旬を迎える夏から初秋の時期にも食べやすいさっぱりとした味わいで、様々な食べ方で楽しむことができます。
ネクタリンをより美味しく食べるために、ご紹介した保存方法や切り方などをぜひ参考にしてみてください。