
冷やし中華と冷麺の違いは?発祥からタレや具材・レシピもご紹介
作成日: 2025/08/13
更新日: 2025/09/08
「冷やし中華」と「冷麺」。どちらも夏の暑い日にぴったりの冷たい麺料理ですが、見た目が似ており、違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、それぞれの発祥から麺、具材、タレに至るまで、両者の違いを徹底的に解説します。この記事を読めば、冷やし中華と冷麺の違いが明確になり、もっと美味しく楽しめるはずです!

冷やし中華と冷麺の違いとは?
結論から申し上げると、冷やし中華と冷麺は、発祥地、麺の種類、タレやスープ、具材の全てにおいて異なる料理です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
発祥の違い
冷やし中華
冷やし中華の発祥にはいくつかの説がありますが、宮城県・仙台市にある中華料理店の「龍亭」が発祥とされています。夏の食欲減退に悩むお客さんのために、涼やかな見た目とさっぱりとした味わいの料理として考案されました。
冷麺
冷麺は朝鮮半島が発祥の伝統的な料理です。寒い冬に暖房の効いた部屋で食べるのが元々のスタイルだったと言われています。日本でも独自のアレンジが加えられ、広く親しまれています。
麺の種類の違い
冷やし中華
冷やし中華には、一般的な中華麺が使われています。茹でてから冷水でしっかりと締め、コシを出すのが特徴です。小麦粉が主原料のため、黄色みがかった色をしています。
冷麺
冷麺に使われる麺は、そば粉や小麦粉にじゃがいもやさつまいものでんぷんを混ぜて作られます。このため、麺の色は白く半透明で、ツルツルとした独特の強いコシや弾力があります。本場ではハサミで切って食べるのが一般的です。
尚、冷麺の麺については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
タレやスープの違い
冷やし中華
冷やし中華の味を決めるのは、甘酸っぱい醤油ダレや、ごまの風味豊かなごまだれです。冷やした中華麺に直接かけて混ぜて食べます。このさっぱりとした味わいは、暑い夏に食欲を増進させます。
冷麺
冷麺は、冷たい牛骨や鶏ガラのスープに麺が浸かっています。キムチの辛みや酢の酸味が効いており、清涼感が特徴です。スープを凍らせたシャーベット状のものを使う場合もあります。
具材の違い
冷やし中華
冷やし中華の具材は、錦糸卵、ハム、キュウリ、トマト、チャーシューなど、色とりどりで細切りにしたものが一般的です。見た目の美しさも冷やし中華の魅力の一つと言えます。
尚、冷やし中華の具材については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
冷麺
冷麺の具材には、キムチや牛肉の茹でたもの(蒸し豚)、梨やキュウリなどが使われます。キムチは欠かせない具材であり、冷麺の味に深みを与えます。
デリッシュキッチンの冷やし中華レシピ
ここでは、自宅で簡単に作れる冷やし中華のレシピをピックアップ!
定番の具材や基本のタレ、お弁当レシピまでご紹介します。
基本の冷やし中華
暑くなってくるとつい食べたくなる夏に人気のメニュー!卵、トマト、ハム、きゅうりなどお好きな具材をたっぷりのせて召し上がってください。
ごまだれ冷やし中華
市販のものでは味わえない、手作りならではのおいしさ!すりごまとねりごまが入った贅沢なたれをかけて、お好きな具と一緒にお召し上がりください。
基本のタレの作り方
とっても簡単に作れる、冷やし中華のたれの作り方をご紹介します。分量通りに混ぜるだけで美味しいたれの出来上がり!今回ご紹介する材料の割合を基本の冷やし中華のタレとして、コチュジャンを入れて辛味をつけたり、白ゴマを入れてコクをだしたりとお好みの味付けにも応用いただけます。サラダやあえ物にもおすすめです。
お弁当にもピッタリ!冷やし中華
さっぱり食べられる冷やし中華のお弁当をご紹介します!麺にしっかりとごま油をからめることで、食べる時にかたまってしまうのを防ぎます。パパッとできるのも嬉しいポイントです!
デリッシュキッチンの冷麺レシピ
ここでは、韓国冷麺と盛岡冷麺の本格的なレシピをご紹介します。
韓国冷麺の作り方
さっぱりとした味わいの韓国風冷麺のご紹介。しょうゆや鶏ガラスープの素など家にある調味料を使って作れます。お好みでのせる具材をアレンジしてお召し上がりください。
盛岡冷麺の作り方
岩手県盛岡市の名物麺料理をご紹介!スープは牛のだしの素を使ってお家でも簡単に作れるようにアレンジしました。小麦粉とデンプンでできた麺はコシの強さが特徴です。ぜひ試してみてください。
どちらも魅力的!冷やし中華と冷麺の楽しみ方
今回は冷やし中華と冷麺の違いについてご紹介しました。それぞれの発祥や麺、具材、タレ(スープ)に明確な違いがあり、夏の食卓を彩る冷たい麺料理として、どちらも魅力的な存在です。
デリッシュキッチンのレシピで、家庭でも簡単に作れるので、その日の気分や好みに合わせて、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。