広島菜とは?漬物や美味しい食べ方をご紹介
作成日: 2022/05/12
広島菜は広島県で栽培されていて、主に漬物に使われます。野沢菜漬け、高菜漬けとともに日本の三代漬け物と呼ばれることがある、メジャーな漬物です。この記事では、広島菜についてみてみましょう。漬物や美味しい食べ方をご紹介します。
広島菜とは
広島菜の特徴や旬・産地、歴史をチェックしてみましょう。
特徴
広島菜は、アブラナ科の植物で白菜の一種です。大きさは50〜60cmで、重さが2〜3kgになる頃に収穫されます。葉はチンゲンサイのような見た目をしていて、非常に大きいのが特徴です。広島菜は、主に漬物に使われています。
旬 産地
広島菜の旬は、11〜1月です。広島菜は暑さに弱いため、秋に種がまかれて大部分は年末に収穫されます。主に広島県で栽培されていて、収穫後は漬物に加工されます。
歴史
広島菜の歴史は諸説ありますが、慶長2年に広島県に伝わったと言われています。江戸時代には藩主の参勤交代に付き添った住人が、京都本願寺に参詣した際に広島菜の種子を入手したという説があります。住人は広島県に帰郷してから、広島菜の栽培を始めたと伝わっています。
広島菜漬けとは
広島菜は、主に塩漬けにして食べられます。2回に分けて塩水で熟成させる漬け方が主流です。1回目は食塩と水のみ、2回目は砂糖や酒といった調味料が加わった塩水につけて味を染み込ませます。
広島菜漬けは、深い緑色でピリッとした辛味があり、食感はシャキシャキと歯切れが良いです。高菜漬けや野沢菜漬けも広島漬けと同様に塩漬けですが、産地や使われる野菜が異なります。高菜漬けには高菜が使われており、九州地方で主に生産されています。野沢菜漬けの原料は野沢菜で、主に長野県で親しまれています。
広島漬けは、スーパーなどの店頭でも市販されていますが、広島県以外の地域ではあまりみられません。ただし、広島菜漬けを使用したふりかけは人気で、比較的広く出回っています。
広島菜の食べ方とレシピ
広島菜の食べ方をみてみましょう。ここでは、生のまま使う場合と広島菜漬けを使う場合に分けて解説します。おすすめレシピもご紹介するので、ぜひ作ってみてください。
生で使う場合
広島菜を生のまま使う場合は、他の葉物野菜と同様の方法で料理に使えます。さっと茹でてから炒め物や和え物などにしてみましょう。
広島菜漬けの場合
広島菜漬けを使う場合は、お好みの大きさに切るだけで漬物として食べられます。また、葉の部分をのりの代わりとして、おにぎりや太巻きに巻くのもおすすめです。
刻んで他の食材と一緒に炒めたりチャーハンに入れたりすることで、手軽に広島菜漬けが食べられます。ここでは、広島菜漬けを使っただし巻き卵のレシピをご紹介します。
広島菜のだし巻き卵
広島菜漬けを巻き込んだ、だし巻き卵のレシピです。あっさりとした味わいなので、朝ごはんにぴったりです。だしをとるのではなく和風顆粒だしを使うことで、手軽に味わい深いだし巻き卵が作れます。
広島菜を味わってみよう
広島菜は、アブラナ科の植物で白菜の一種で、主に漬物に使われます。11〜1月に旬の時期を迎え、美味しい広島菜が食べられるようになります。生の広島菜は、さっと茹でてから炒め物や和え物などにするのがおすすめです。また、広島菜漬けはそのまま食べるだけでなく炒め物にしても美味しいので、ぜひ味わってみてください。