DELISH KITCHEN

オリーブオイルの種類とは?種類別の使い分け方もご紹介!

作成日: 2022/07/29

オリーブオイルと一言で言っても様々な種類がありますよね。種類ごとの違いなどをあまり詳しく知らない人もいるのではないでしょうか。

この記事ではオリーブオイルの種類や使い分け方などをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

  1. オリーブオイルの種類
    1. バージンオリーブオイル
      1. エキストラバージンオイル

      2. バージンオリーブオイル

    2. (ピュア)オリーブオイル
  2. 料理別おすすめオリーブオイル
    1. サラダ
    2. パスタ
    3. アヒージョ・揚げ物
  3. オリーブオイルは種類によって風味や味が異なる!

オリーブオイルの種類

オリーブオイルとは、オリーブの木の果実から作られる油のことです。主要生産国が加入する国際オリーブ協会(IOC)で細かく規定されており、今回はその中からご紹介します。

バージンオリーブオイル

バージンオリーブオイルは、オリーブの果実を絞ってろ過を行っただけの一番しぼりのオイルのことをいいます。

国際オリーブ協会では化学的分析(酸度など)に加え、人間による官能検査(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)によって、4つの種類に分類されています。化学的分析の酸度とはオイルに含まれている遊離脂肪酸の割合のことです。酸度が低いほど、良質なオイルとされています。

国際オリーブ協会では次のようにオリーブオイルをグレード分けしています。

1. エキストラバージンオイル
2. バージンオリーブオイル
3. オーディナリーバージンオリーブオイル
4. ランパンテバージンオリーブオイル(そのままでは食用は難しい) 

これらの種類のうち、日本で主に流通しているのはエキストラバージンオイルとバージンオリーブオイルです。今回はこちらの2種類についてご紹介します。

エキストラバージンオイル

エキストラバージンオイルはオリーブオイルのなかでも最高級のグレードで酸度は0.80%(酸価1.6)以下です。比較的高値ではありますが、風味もフルーティーで香り高いのが特徴のオイルです。

バージンオリーブオイル

バージンオリーブオイルはエキストラバージンオイルの次にグレードが高く、酸度は2.0%(酸価4.0)以下です。オリーブオイルならではのオリーブの風味と香りが楽しめます。

(ピュア)オリーブオイル

ピュアオリーブオイルは日本独特の呼び名で、精製したオリーブオイルにバージンオリーブオイルをブレンドしたオイルです。国際オリーブ協会ではオリーブオイルに分類されます。

精製オリーブオイルは、オリーブオイルを脱酸、脱色、脱臭して精製し、香りや風味がほとんどありません。ピュアオリーブオイルの味や香りはエキストラバージンオイルに比べると控えめでマイルドですが、精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルの配合によって変化します。

オリーブオイルは日本の基準であるJAS(日本農林規格)では、「オリーブオイル」と「精製オリーブオイル」に分けられています。「オリーブオイル」とされる条件は「オリーブ特有の香味を有し、おおむね清澄である」ことで酸価2.0以下などの日本独自の基準があり、国際オリーブ協会とは異なります。

料理別おすすめオリーブオイル

オリーブオイルは種類によって、おすすめの使い方が異なります。
一般的にバージンオリーブオイルは非加熱がおすすめで、ピュアオリーブオイルは加熱料理に適していると言われています。しかし、どちらも生・加熱ともに問題なくいただくことが可能です。お好みで使い分けるといいでしょう。

一般的にオリーブオイルの風味の強さはエキストラバージンオリーブオイル>バージンオリーブオイル>(ピュア)オリーブオイルと言われています。

さっそく料理別におすすめのオリーブオイルの使い方を見ていきましょう。

サラダ

サラダに使用するオリーブオイルは、オリーブの風味を生かしたい場合はエキストラバージンオリーブオイルやバージンオイルを使うのが効果的でおすすめです。
オリーブの香りは控えめに、他の食材や調味料の風味を立たせたい場合は、ピュアオリーブオイルを使うと良いでしょう。

オリーブオイルの独特の風味が苦手という場合はピュアオリーブオイルがおすすめです。

パスタ

パスタにオリーブオイルを使用する場合は、仕上げはオリーブの風味が生かせるバージンオリーブオイルが良いでしょう。ただし加熱時に使うオリーブオイルは、加熱すると風味が弱まりやすいことからバージンオリーブオイルやピュアオリーブオイルでも大丈夫です。

アヒージョ・揚げ物

オリーブオイルを大量に使う場合は風味があまり強くないピュアオリーブオイルがおすすめです。しかしオリーブオイルの風味を生かしたい場合は、バージンオリーブオイルでも良いでしょう。

オリーブオイルは種類によって風味や味が異なる!

オリーブオイルは国際オリーブ協会によって4つのグレードに分類されており、それぞれ種類によって味や香りが異なるということが分かりました。風味を生かしたい料理の場合はバージンオリーブオイルを使用し、あまり主張させたくない場合やオリーブオイル独特の風味が苦手という方はピュアオリーブオイルを使うといいでしょう。ぜひ料理や調理法によって使い分け、オリーブオイルを楽しんでくださいね。

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