皮むき器(ピーラー)とは?適した食材について解説!
作成日: 2020/06/14
食材の皮をむく際に、包丁で手を切ってしまったことがある人は多いのではないでしょうか。そんなときにあると便利なのが「皮むき器(ピーラー)」です。食材に刃を当ててさっと引くだけでツルッと皮をむくことができます。
こちらの記事では、皮むき器の特徴や種類、皮むき器が適している食材、皮むき器以外のおすすめ皮むきグッズなどについてご紹介します。
皮むき器(ピーラー)とは?
英語の「ピール(peel)」には「むく」という意味があり、「皮むき器(ピーラー)」とはその名の通り食材の皮をむくための道具です。皮むき器を使うことで包丁よりも早く手軽に食材の皮をむくことができ、子どもでも安全に使うことができます。
また、食材の皮を薄くむくことができるので、可食部をムダにすることが少ないのもメリットでしょう。
皮むき器には主にT字型とI字型のタイプがあり、日本ではT字型のものがよく使われています。
T字型タイプは刃と柄が垂直になっていて、刃を食材に当てて手を引くだけで簡単に皮をむくことができるのが特徴です。面積の広い食材の皮をむくのに適しているタイプで、小さい食材や丸みのある食材には適していません。
一方のI字型タイプは刃と柄が平行になっているつくりで、両刃になっているものが多く見られます。包丁を使う感覚で使用できるため、包丁を使い慣れた人にはおすすめです。刃幅が狭く小回りが効くため小さめの食材や丸い食材などに適していて、大きめの食材の皮むきには向いていません。
I字型の皮むき器は欧米でよく使われています。
皮むき器が適している食材とは?
食材によっては、皮をむく際に包丁が適しているもの、皮むき器が適しているものがあります。それぞれの食材について見ていきましょう。
皮むき器が適している食材
皮むき器が適しているのは、比較的皮が薄くしっかりとした硬さがある食材です。多くの食材に皮むき器を使うことができますが、中でもじゃがいもやにんじん、大根、さつまいもなどの根菜類や、りんご、梨、柿などの果物に適しているでしょう。また、ズッキーニやセロリなどの長い野菜の皮むきにもぜひ使ってみてください。
皮むき器はキャベツの千切りにも向いていて、千切り専用の刃幅が広い皮むき器などもあります。
包丁が適している食材
皮むきに包丁が適している食材は、里芋のように皮が厚いものです。里芋の皮をピーラーでむくと刃の隙間に皮が引っかかってしまい、うまくむけません。また、里芋は水に濡らすとぬめりが出るため、包丁を扱う際には十分に注意しましょう。皮を洗ったらよく水気をふき取る、もしくはよく乾燥させてから皮むきするのがおすすめです。
皮むき器以外のおすすめ皮むきグッズをご紹介
ここでは、皮むき器以外の便利な皮むきグッズをご紹介します。
スポンジ
皮むき専用のスポンジは、包丁や皮むき器などのように刃物が付いていないので安全に使うことができます。皮むきスポンジと食材を水で濡らし、包み込むようにこすればツルッと皮がむけます。包丁と比べてとても薄く皮が剥けるので、食材をムダなく食べられるのも魅力です。
商品によっても異なりますが、じゃがいもやにんじん、長いも、ごぼう、しょうがなどの食材に適しています。
手袋
スポンジと同様に安全に使用できるのが皮むき用の手袋です。こちらは、手袋の手のひら側にゴツゴツとした突起が付いていて、食材をこするように洗うことで皮をツルッとむくことができます。手袋が食材にぴったりとフィットするため、包丁や皮むき器などではむきにくい丸みのある食材やじゃがいものようにくぼみのある食材に適しています。
安全で便利な皮むき器 (ピーラー)で調理がラクラク!
キッチンに一つあるととても便利な皮むき器(ピーラー)。包丁よりも安全に使えるため、小さい子どもと一緒に料理をする際にもおすすめの調理道具です。購入する際には、皮むき器の形状や刃の材質、持ちやすさなどを考慮することをおすすめします。中には食洗機で洗えるものもあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。