花も果実も食べられるフェイジョアとは?特徴や食べ方もご紹介
作成日: 2022/08/04
皆さんは「フェイジョア」という食べ物をご存知でしょうか。フェイジョアは南米原産の果物ですが日本ではあまり出回らないため、知らないという方が多いのではないでしょうか。
今回はフェイジョアがどのような食べ物なのか、味や特徴について解説します。また、選び方や食べ方などもご紹介します。
フェイジョアについて
まずは、フェイジョアとはどのような食べ物なのかについて見ていきましょう。
特徴
フェイジョアとは、ウルグアイやパラグアイ、ブラジル南部など南米原産の果物です。グァバと同じフトモモ科の植物で、和名では「パイナップルグァバ」と呼ばれています。
10月中旬から11月下旬に収獲し、10日~2週間ほど追熟させて11月~12月中旬に食べ頃を迎えます。
国内の主な産地は香川県や福岡県、福島県、神奈川県です。
海外では、ニュージーランドやオーストラリア、アメリカなどで栽培されており、ニュージーランドやオーストラリアではポピュラーな果物だそうです。
フェイジョアは、果実だけではなく花も食べることができます。白い花びらは肉厚で、苦みやえぐみなどのクセがほとんどなく、ほんのり甘くやさしい味がします。
フェイジョアは花も実も楽しめる果樹として家庭で栽培する人も多いようです。
味
フェイジョアは卵ほどの大きさで、形は卵形か楕円形です。皮は濃い緑色で、中は乳白色からオレンジ色。中央部はゼリー状で断面が花のような形になっているのが特徴です。
未熟なものは酸味が強く、梨のようなザラザラとした食感です。追熟して食べ頃になるとバナナやパイナップルのような強い香りになり、果肉がやわらかく甘みが強くなります。
フェイジョアの選び方・食べ頃
フェイジョアを買うときは表面に傷がないものを選ぶようにしましょう。軽く抑えると凹み、強い香りがするものは食べ頃のサインです。フェイジョアの実は追熟ができるので、日持ちさせたい場合は硬いものを選びましょう。
フェイジョアの食べ方
ここからはフェイジョアの食べ方についてご紹介します。
そのまま生食で
フェイジョアそのものの味をシンプルに楽しむなら、そのまま生で食べるのがおすすめです。キウイのように半分にカットして、スプーンで果肉をすくって食べましょう。
お菓子の材料として
フェイジョアはお菓子の材料として使うのもおすすめです。鍋で砂糖と煮てジャムを作ったり、パウンドケーキやパンケーキなどの焼き菓子に入れるのもいいでしょう。
花びらも食べられる
フェイジョアは果実だけでなく花も美味しく食べられます。ヨーグルトやアイス、お菓子の飾りに使うのがおすすめです。食べられるのは花びらの部分だけで、赤い花芯は苦いので食べられません。
フェイジョアは花びらも食べられる
日本であまり知られていないフェイジョアは、花びらも果実も食べられる南米原産の果物です。別名「パイナップルグァバ」と呼ばれているように、強い香りと甘みが特徴です。スーパーなどではなかなか購入できませんが、見かけた際はぜひ食べてみてください。