DELISH KITCHEN

ピロシキとはどんな料理?ロシアと日本のピロシキの違いについてもご紹介!

作成日: 2022/10/13

更新日: 2022/10/18

ロシアをはじめ、東ヨーロッパで人気があるピロシキ。日本でもパン屋さんなどで見かけることがあると思います。
ロシアの国民的パンとして有名なピロシキですが、実は日本で売られている多くのピロシキは、本場ロシアのピロシキとは少し異なります。

今回は、ピロシキとはどんな料理なのか、また、ロシアと日本のピロシキとではどこがどう違うのか、ということや歴史やその名前の由来についてもを詳しくご紹介します。

目次

  1. ピロシキとは
  2. ピロシキの特徴
  3. ピロシキの名前の由来
  4. ピロシキの歴史
  5. ロシアと日本のピロシキの違い
  6. 作り方の違い
  7. 具材の違い
  8. DELISH KITCHENのピロシキのレシピ
    1. ピロシキ
    2. お手軽チーズピロシキ
  9. 本場ロシアで愛されてきたピロシキを気軽に味わおう!

ピロシキとは

ここではピロシキとはどんな料理か、特徴、名前の由来、歴史についてご紹介します。

ピロシキの特徴

ピロシキはロシアの伝統的な家庭料理のひとつです。サイズは握りこぶしと同じくらいか、もしくはもう少し大きいくらいの大きさで、ラグビーボールのような形をしています。小麦粉を練ったパン生地の中には肉・魚・卵・米などの色々な具材が入っており、オーブンで焼いたり油で揚げたりして作ります。

本場のロシアでは、日本人にとってのおにぎりともいえるほど人気のある一般的な料理で、ウクライナ・ベラルーシ・イラン・ラトビア・アルメニア・ポーランドなどの東ヨーロッパを中心に広く食べられています。

コース料理の前菜や惣菜として、さらにはスイーツとして食べられるほどアレンジがきき、バリエーションが豊かだという特徴があります。

ピロシキの名前の由来

「ピロシキ」はロシア語で「小さくてかわいピロギ(パイ)」という意味です。本来ピロシキというのは複数形で、1個であればピラジョークといった呼び方になりますが、週間的に1個でもピロシキと呼ばれます。

ちなみにピロギとは、ピル(宴、宴会)というロシア語からきた言葉で、ロシア風のパイの総称のことです。正式な食事のテーブルの際には前菜としても出されています。ピロギについては、次の項目で詳しくご紹介していきます。

ピロシキの歴史

もともとロシアには「ピロギ(ピローグ)」という料理がありました。ピロギとは小麦を練ったパン生地をオーブンの天板いっぱいに敷いて、そこに具材を挟んで焼いた料理で、大きさは約40cm四方とかなり巨大なサイズです。ピロシキは、ピロギを小さいサイズにしたもので、簡単に持ち運んだり食べたりできるようになっています。

ピロギの歴史は古く、ロシアの古典文学にも頻繫に登場しており、歴代のロシア皇帝も食べていたとされる伝統的な料理です。現在でもピロギは食べられており、結婚式などお祝いの席で出されることもあります。

サイズを変えてピロシキになってからは、ロシア国内ではレストランやカフェなど街頭でも売られ、ァーストフードのようにたくさんの人に親しまれるようになりました。

ロシアと日本のピロシキの違い

本場ロシアのピロシキは、日本で見られるピロシキとは異なる点が大きく2つあります。

作り方の違い

ロシアのピロシキと日本のピロシキとの最も大きな違いは作り方です。

日本では、パン粉をまぶして油で揚げてドーナツのように作るのが一般的です。一方でロシアは、本来オーブンで焼くのが主流とされています。現在はロシアでも日本のピロシキのように油で揚げて作ることもあるようですが、多くの場合は焼いて作られています。

具材の違い

作り方だけでなく中に入っている具材にも違いがあります。

日本では、春雨・シイタケ・タマネギ・卵などを炒めてから詰めて、中華まん風に味付けをしていることが多くあります。春雨が入っているピロシキは、1951年頃、初めて店舗で提供されるようになり、料理レシピ本などによって全国へと広まっていったとされています。

一方で、ロシアは豚・牛・鶏・羊などのひき肉やレバーを炒めたものや、鮭やチョウザメなどの魚を焼いてほぐしたものが入ります。その他にも、ゆで卵・きのこ・チーズ・米などを入れることもあります。

また、主食やおかずになりそうな具材だけでなく、ジャムや煮つめた果物が入っている甘いピロシキもあり、おやつやお茶の時間に食べられることもあります。コンソメやボルシチなどのスープ類に添えたり、朝と夜のお茶の時間に食べたりもします。

本来ピロシキの具材にルールはなく、自由に具材を組み合わせてあんにするので、地方や家庭によってピロシキの味は異なります。これが、ピロシキが家庭の味といわれる理由のひとつです。

DELISH KITCHENのピロシキのレシピ

ここからはピロシキのレシピをご紹介します。色々な具材を組み合わせてアレンジしてみるのも良いですね。

ピロシキ

パン生地の程良い甘さとシンプルに味付けをした具材が相性抜群のピロシキです。できたての熱々な状態で食べると、モチモチとしたパン生地を味わうことができるので幸せな気持ちになります。高温の揚げ油に入れると表面だけが焦げてしまうので、熱を通す際は低温の油に入れてくださいね。

お手軽チーズピロシキ

ホットケーキミックスを使用したピロシキです。ホットケーキミックスを使用しているので手軽に作ることができますね。お家で気軽にロシアの味を楽しむことができますよ。チーズが入っているので濃厚でマイルドなピロシキです。

本場ロシアで愛されてきたピロシキを気軽に味わおう!

ロシアの家庭料理のひとつであるピロシキは、ロシアの皇帝一族も愛していたとされるピロギをさらに食べやすい形に変化させたもので、現在では日本でもパン屋さんで見かけるようになりました。

日本のピロシキは本場ロシアのピロシキとは作り方や具材が違いますが、日本でもたくさんの人に愛されているパンです。ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。自宅でも作ることができるので、今回ご紹介したレシピを参考に具材や調理法をアレンジしながらぜひ挑戦してみてくださいね♪

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。