コンベクションオーブンとは?選び方のポイントも解説
作成日: 2020/07/05
更新日: 2020/07/06
便利な機能が満載の「コンベクションオーブン」をご存じですか。一般的なヒーター式のオーブンとは異なり、庫内で熱が循環するため食材にムラなく熱を通すことができると話題のオーブン。実際に使ってみるとその違いに驚くはずです。
こちらの記事では、コンベクションオーブンの特徴や選び方のポイントなどについてご紹介します。
コンベクションオーブンとは?
一般的なヒーター式の電気オーブンは庫内の上下についているヒーターで加熱する仕組みになっていますが、さらにファンによって熱風を庫内で循環させることができるのが「コンベクションオーブン」です。ヒーターのみのオーブンの場合、熱源に近い表面部分だけが焦げやすいという難点がありますが、コンベクションオーブンでは庫内で熱が効率よく回るため、じっくりとムラなく食材に火を通すことができます。お肉調理も外側はパリッと香ばしく、中はしっとりジューシーに仕上がりますよ。
コンベクションオーブンには主に3つの機能があります。庫内のヒーターで食材を加熱する「オーブン機能」や、上部のヒーターを使ってこんがりと食材を焼き上げる「グリル機能」、下部のヒーターを使ってゆっくり食材に火を通す「スローベーク機能」などです。焼く、揚げる、煮る、蒸すなどのさまざまな調理法に対応する、使い勝手の良い調理家電です。
また、一般的な電気オーブンに比べ予熱時間が短いのも特徴ですが、中には予熱不要タイプのものもあり調理時間を短縮することができます。
コンベクションオーブンでできることは?
ここでは、コンベクションオーブンでどのような調理ができるのかを見ていきましょう。
揚げ物
庫内で熱風が循環するコンベクションオーブンを使えば、ほんの少しの油で揚げ物を作ることも可能です。衣をつけた食材に少しの油を吹きかければ、ノンフライの唐揚げやカツなども外はカリッと香ばしく中はジューシーに仕上がります。
魚料理
グリル機能を活用することで焼き魚なども香ばしく仕上がります。また、スローベーク機能を使ってゆっくりと加熱すれば、煮魚などの煮物や煮込み料理もグンとおいしく作れるでしょう。
お菓子作り
庫内の熱循環の良いコンベクションオーブンは、ケーキやクッキーなどのお菓子作りにも適しています。ケーキはふんわりしっとりと、クッキーはサクサク食感に仕上がります。
パン作り
低温調理に適した「低温コンベクションオーブン」を使えば、パン生地の発酵から焼き上げまで1台で行うことができます。簡単な丸パンをはじめ、バターロールやフォカッチャ、ピザなども家庭で作ることができます。
コンベクションオーブンの選び方は?
とても便利なコンベクションオーブンですが、選ぶ際にはどんな点に気をつけたらいいのでしょうか。
サイズ
オーブンを選ぶ際には、キッチンに適したサイズであることが重要です。コンベクションオーブンは一般的な電気オーブンに比べて本体から熱を多く発生するので、オーブンと壁との間にある程度のスペースを空けて配置することもポイントです。
庫内の容量
家族の人数や作る料理などによって、庫内の容量を検討することも必要です。鶏の丸焼きを作ったり、お菓子をたくさん作ったりという人は、容量の大きいものを選ぶことをおすすめします。小さいものでは容量5リットル程度から大きいものでは15リットル程度まで、さまざまな大きさのものがあります
段数
コンベクションオーブンは庫内の容量や広さにより段数が異なります。一般的には2〜3段のものが多く、段数が多ければその分たくさんの料理を作ることができます。家族が多い場合やパーティーなどをよく開くという家庭では、段数の多いものを選ぶと使い勝手が良いでしょう。一つの段ではお肉料理、別の段では野菜料理と違う種類の料理を作ることも可能です。
多機能なコンベクションオーブンを活用しよう!
熱回りが良く、食材にムラなく火を通すことができるコンベクションオーブン。オーブン機能はもちろん、グリル機能やスローベーク機能、低温調理ができるものなどもあり、機種によってさまざまな調理が可能です。コンベクションオーブンを使えば、いつもの料理もよりおいしく仕上がるでしょう。
サイズや容量などもさまざまなので、家庭のキッチンや用途に応じたものを選んでみてください。