ふわっふわな新食感アイス「ヌガーグラッセ」とは?特徴や味わいをご紹介
作成日: 2023/11/13
更新日: 2023/11/16
皆さんは「ヌガーグラッセ」というスイーツをご存知ですか?日本でも一部の飲食店やショップで取り扱っていますが、まだまだ知名度が低いためよく知らない方も多いでしょう。
そこでこの記事では「ヌガーグラッセ」とはどのようなスイーツなのか、特徴やおいしさ、おすすめレシピなどをご紹介します。スイーツ好きの人は必見ですよ!
ヌガーグラッセとは?
「ヌガーグラッセ」は、南フランス発祥の冷製デザートです。メレンゲや生クリームを冷やし固めて作られており、ふわふわの食感となめらかな口溶けが特徴です。普段食べるアイスとはまったく異なる、新感覚の食感を楽しめます。
ヌガーグラッセには、ナッツやはちみつ、ドライフルーツが入っており、はちみつの芳醇な香りやナッツのカリッとした食感、ドライフルーツの甘酸っぱいアクセントが楽しめます。ひんやりなめらかな口当たりのメレンゲに、はちみつの上品な甘みが絶妙にマッチして、後引くおいしさです。見た目もオシャレで紅茶やワインとの相性が良く、特に女性に人気です。
名前の「ヌガー(nougat)」はフランスの伝統的なお菓子で、キャラメルやソフトキャンディーに似ています。ヌガーにもナッツやドライフルーツが使われていて、見た目がそっくりです。「グラッセ(glacé)」は「氷」を指すフランス語で、ヌガーに似たアイスということからこの名前が付けられました。
カッサータとの違いは?
ヌガーグラッセとよく似た「カッサータ」というスイーツがあります。見た目がほとんど変わらないため、カッサータとヌガーグラッセを区別するのは難しいとされています。
ここでは、ヌガーグラッセとカッサータの違いについて見ていきましょう。
カッサータはイタリア・シチリア島発祥の冷製デザートで、正式名称は「カッサータ・シチリアーナ」といいます。ヌガーグラッセとの大きな違いは、リコッタチーズなどのチーズを使用すること。
カッサータは、チーズや生クリーム、ドライフルーツ、ナッツなどを混ぜ合わせたものを型に流し込み、冷やし固めて作ります。そのため、チーズのしっかりとした食感とクリーミーなコクが感じられます。
もう一つの違いは、ナッツをキャラメリゼするかどうか。ヌガーグラッセはナッツをキャラメリゼしますが、カッサータはしません。
ヌガーグラッセはナッツとはちみつの甘味が際立ち、カッサータはナッツの香ばしさがダイレクトに感じられます。
ヌガーグラッセのレシピ
ヌガーグラッセを食べてみたいと思っても、日本ではまだまだマイナーなスイーツなので、提供している店が限られています。そんなときは、ご家庭で手作りしてみましょう。
一見難しそうに思えますが、作り方は意外と簡単。材料を混ぜて冷やし固めるだけなので、お菓子作り初心者の方にもおすすめです。
ナッツやフルーツは、お好みのものに変えてもおいしく作れますよ。
材料 【9×18×6cmパウンド型1本分】
★コアントロー漬けフルーツ
・ドライフルーツミックス:50g
・レモンピール :30g
・コアントロー :大さじ2
☆キャラメルアーモンド
・砂糖 :大さじ2
・水 :小さじ1
・アーモンド :30g
◯生地
・卵白 :2個分
・はちみつ :60g
・生クリーム :200cc
・ピスタチオ(ダイス) :10g
手順
①ドライフルーツをコアントローに漬けます。
②砂糖、水でキャラメルを作り、アーモンドをキャラメリゼします。
③②のアーモンドを細かく砕きます
④ボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーでやわらかいツノが立つまで泡立てます。
⑤はちみつを鍋で温めます
⑥④に⑤を少しずつ加え、その都度ハンドミキサーで混ぜます。
⑦別のボウルに生クリームを入れ、やわらかいツノが立つまでハンドミキサーで泡立てます。そこに⑥のメレンゲを1/3量ずつ加え、その都度底から持ち上げて切るように混ぜます。
⑧⑦に①や②、ピスタチオを加えます。
⑨型にクッキングシートを敷き、⑧を流し入れ、平らにならす。冷凍庫で8時間以上冷やし固める。
レシピ動画はこちら!
ふわっとなめらかな口溶けのヌガーグラッセを作ってみましょう。キャラメリゼしたカリッと食感のアーモンドと、コアントローが効いた風味豊かなドライフルーツがいいアクセントになっています。見た目も華やかなので、おもてなしにぴったりですよ。
詳しい手順は、以下の動画で簡単にチェックできますよ。
ヌガーグラッセはフランス発祥の冷製スイーツだった
ヌガーグラッセは、南フランス発祥の冷製スイーツで、ふわふわとした食感となめらかな口溶けが特徴です。はちみつの芳醇な香りやナッツのカリッとした食感、ドライフルーツの甘酸っぱさなど、いろいろな食感と風味が楽しめます。
ご家庭でも作れるので、今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひチャレンジしてみてください。