家にあるものでできる麺棒の代用方法をご紹介！

麺棒の役割そもそも麺棒とは？

麺棒は調理器具の1つで、麺類やパン、お菓子作りの際に生地を均一に伸ばすために使われたり、食材をたたいて砕く際にも使われます。
木製で作られていることが多く、のし棒やまき棒とも呼ばれています。

耳掃除に使う「綿棒」とは読み方が同じですが、全く異なるものですよ！

麺棒が家に無い時におすすめの代用品をご紹介！

ここからはお家にあるもので使える、麺棒の代用品をご紹介します！
麺棒が手元にない時でも、これらの代用品を使えば料理を続けることができますよ

それでは、使いやすさの順番にご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

「すりこぎ」使いやすさ◎

すりこぎは、もともとすり鉢と一緒に食材をすり潰す時に使うための道具ですが、その形状から麺棒の代用品としても使うことができます。
長さと太さが麺棒に近いため、生地を伸ばすのに適しています。また、すりこぎは食材をたたく際にも一定の重さがあり、かつ持ちやすくあるため便利です。


ただし、すりこぎの表面が滑らかでない場合は、生地がくっつきやすいので注意しましょう。また、物のよってはすりこぎの先端にいくにつれて太くなっていくものあり、代用品として適さない場合もあるため、使用する前に形状はチェックしておいた方が良さそうです。


伸ばす役割、たたく役割の両方に役立ち、且つ、使いやすくあるため、おすすめ度は「◎」です。

「空きビン」使いやすさ◎

空きビンも麺棒として使える代用品としておすすめです。
ガラスやプラスチック製のものが滑らかで使いやすいでしょう。

注意点としては、長さが短いビンを使用する場合は、食材や生地を伸ばす際に1回で生地全体を伸ばしきれず、複数回伸ばす箇所を変えて使用しなければいけない場合があり、食材や生地の厚さなどにムラが発生してしまう可能性があります。
そのため、使用する空きビンはビールビンやワインのビンなど、ある程度長さがあるものを選びましょう。


また、ビンの縁が尖っているものは生地を傷つける可能性があるので、滑らかな縁のものを選ぶか、ビンの縁を布で覆うなどの工夫をしましょう。
その他、使用する際はビンを落として割れないように注意が必要です。


使い方やビンの選び方に気をつければ、麺棒同様伸ばす役割、たたく役割の両方に役立ちますので、こちらもおすすめ度は「◎」です。

「食品ラップの芯」使いやすさ⚪︎

食品ラップの芯とは、ラップを使い終わった後に残る丈夫な紙製の芯のことです。
ラップの芯も形状がすりこぎと似ていることから麺棒の代用品として使うことができます。


ただし、使い終わった芯は紙製のため、そのまま使うと生地がくっついてしまうことがあります。
そのため、麺棒の代用として使う場合はラップを完全に使い切ってから代用するのではなく、ある程度芯にラップが残った状態のものを使用すると、生地がくっつかずに伸ばすことができます。


もしラップが完全に残っていない場合は、生地の上にクッキングシートを置いてその上から伸ばすと、上手く生地を伸ばすことができますよ！

そのほか、芯が柔らかいものは力を入れすぎると曲がってしまうことがあるので食材を砕く場合には注意が必要です。


すりこぎや空きビンに比べると注意点が多いことから、おすすめ度は「⚪︎」です。

「アルミホイルの芯」使いやすさ⚪︎

アルミホイルの芯も食品ラップの芯と同様に使えますが、こちらも芯の強度に注意が必要です。
一方、アルミホイルの芯はラップの芯と比べると表面が滑らかなものが多いので、生地がくっつきにくいという利点があります。

おすすめ度はラップの芯同様に「⚪︎」です。

「包丁の背」使いやすさ△

包丁の背は、生地を伸ばすのには不向きですが、食材をたたく役割としては十分な働きをしてくれるでしょう。
しかし、包丁を使う際は刃に触れないように十分注意が必要です。また落としたりすると足に怪我をしてしまう可能性もあるため、特にお子様の使用は避けてください。
おすすめ度は「△」です。

「コップ」使いやすさ△

取っ手がついていないタイプのコップであれば麺棒の代わりとして使うことができます。

しかし、形が均一なものを使用しなければ、転がす際に空きビン同様生地にムラが出てしまいます。またコップの長さも必要になります。


コップの底面を使って生地を伸ばすこともできますが、コップの底は小さいため、均一に伸ばすのが難しく、代用品としてはあまりおすすめはできません。

また、コップも割れるリスクがあるので、使用する際は慎重に行いましょう。

おすすめ度は「△」です。

これからは麺棒が自宅になくても大丈夫！

麺棒がない時でも、家にあるさまざまなもので代用することができます。

今回ご紹介した代用品を上手に活用して、料理やお菓子作りを楽しんでください。ただし、代用品を使う際は、その特性を理解し、安全に注意しながら使用してください。お料理の幅が広がること間違いなしです！