DELISH KITCHEN

牛の「トモサンカク」とはどこの部位?特徴や味わいを解説!

作成日: 2024/01/31

更新日: 2024/03/28

牛肉といえば、サーロインやリブアイなどの有名な部位がすぐに思い浮かびますが、実はもっと多くの部位があり、それぞれに独特の味わいと特徴があります。今回は、あまり耳にすることのない「トモサンカク」について詳しく解説します。その部位や特徴、おすすめの食べ方まで、トモサンカクの魅力をたっぷりとご紹介します。

目次

  1. トモサンカクはどこの部位?
  2. トモサンカクの特徴・味わい
  3. イチボとの違い
  4. おすすめのトモサンカクの食べ方
    1. 焼肉
    2. ステーキ
    3. ステーキ

トモサンカクはどこの部位?

トモサンカクは、牛のもも肉の一部で、後ろ足の付け根にあたる部分です。

もも肉は「外モモ」「内モモ」「ランプ・イチボ」「シンタマ」と細かく分けられ、それぞれが異なる特徴を持っています。
シンタマからさらに「トモサンカク」「マルカワ」「カメノコ」「シンシン」という部位に分けられますが、トモサンカクはその中でも特に注目される部位です。
名前の通り、三角形にカットされることが多く、関西地方ではその形が火打石に似ていることから「ヒウチ」とも呼ばれています。

トモサンカクは希少部位で、牛一頭からは約2〜3キロ程度しか取れません。

トモサンカクの特徴・味わい

トモサンカクは赤身が主体ですが、霜が入りやすく適度な脂身もある部位です。
やや硬めの肉質で、牛肉本来の濃厚な風味があり、しっかりとした味わいを楽しむことができます。
舌触りは滑らかで、口に入れると肉質の柔らかさと脂の旨みが広がり、濃いコクを感じられますよ。噛むほどに肉本来の味わいが溢れ出し、多くの料理人やグルメたちに愛されています。

イチボとの違い

トモサンカクはイチボのお肉とよく似ていると言われます。しかし、いくつかの違いがあります。
イチボはトモサンカクに比べて、肉質が柔らかく、よりサシが入りやすい部位です。
トモサンカクよりも、お尻に近い部位で、主に焼肉やステーキなどで食べられます。

おすすめのトモサンカクの食べ方

外食では、焼肉やステーキとして提供されることが多いトモサンカク。
実は家庭でも様々な料理で楽しむことができます。

焼肉

焼肉では、そのままシンプルに塩コショウで味付けをして焼くことで、肉の旨みをダイレクトに感じることができます。

ステーキ

ステーキでは、程よい厚みにカットして、中はレアからミディアムレアで仕上げると、肉汁を閉じ込めつつもトモサンカク特有の柔らかさを堪能できます。

ステーキ

ローストビーフ
ローストビーフもおすすめですよ。
トモサンカクの赤身と程よいサシが活きる料理です。薄めにスライスすることで、口の中でとろけるような食感と肉本来の旨みを楽しむことができます。過度に加熱すると硬くなりがちなので、低温でじっくりと火を通すことがポイントです。

トモサンカクは希少部位のひとつ。主には赤身ですが脂身とのバランスがよく、肉本来の旨みが感じられる人気の部位です。焼肉やステーキ、ローストビーフなどさまざまな料理で楽しむことができます。次回、牛肉を選ぶ際は、ぜひトモサンカクを試してみてくださいね。

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