ちんすこうとは?特徴や名前の由来をご紹介
作成日: 2024/05/14
沖縄を代表する伝統菓子「ちんすこう」。一口サイズのさくさくした食感と上品な甘さが人気の理由です。沖縄の豊かな食文化が凝縮された、小さな菓子からは意外な魅力が詰まっています。今回は、ちんすこうの特徴や歴史、自宅で作れるレシピをご紹介しながら、この小さな菓子に秘められた沖縄の魅力に迫ります。
ちんすこうとは?
ちんすこうは、沖縄県の代表的な伝統菓子です。漢字では「金楚糕」と書きます。
ちんすこうは小麦粉と砂糖、ラードを主原料として作られます。独特のサクサク食感と優しい甘さが特徴です。プレーンの味以外にも黒糖や紅いも、チョコレート、塩バニラなど様々な味が楽しめます。
ちんすこうの歴史や名前の由来
ちんすこうと言う名前の由来には2つの説があります。「ちん」は「珍」で「すこう」は「お菓子」という意味の「大変珍しい貴重なお菓子」、または「ちん」が「金」で「高価なお菓子」という意味だと言われています。
ちんすこうは中国風の蒸しカステラ「チールンコウ」がベースとされています。15世紀の琉球王国時代に中国の使節団から伝わり、日本の菓子法と融合して生まれたと考えられています。当初は米粉を使った蒸し菓子でしたが、明治に入りレンガ釜で焼くようになり、今のようなサクサク食感になったと言われています。
ちんすこうとクッキーの違い
ちんすこうはよく焼き菓子のクッキーと間違えられますが、原料や製法が異なります。ちんすこうは小麦粉と砂糖、ラードを使い生地を焼いて作るのに対し、クッキーは卵やバターを使って焼き上げます。ちんすこうのサクサク食感はラードを使うことで得られる特徴的な風味なのです。
自宅で簡単!ちんすこうの作り方
ちんすこうは自宅でも簡単に作ることができます!材料も少なく、スーパーで手に入るので、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか。
材料 【バット(15×20cm) 1台分】
薄力粉・・・・・・・70g
砂糖・・・・・・・・30g
オリーブオイル・・・30g
手順
①オリーブオイルと砂糖をよく混ぜる。
② ①に薄力粉を振るいながら加えて全体をよく混ぜる。
③ ②を食べやすい形にして、クッキングシートの上にのせていく。180℃に余熱したオーブンで20分焼く。
今回ご紹介したレシピは以下のページで動画でも確認できます。よりわかりやすく見たい方はぜひチェックしてみてください!
沖縄の魅力をひとくちサイズで味わう
ちんすこうは、沖縄の豊かな食文化を体現する菓子です。サクサクした食感と上品な甘さは、沖縄の太陽と風土を感じさせてくれます。便利なひとくちサイズで、沖縄の魅力が詰まった味わいを堪能できるのが魅力です。沖縄に行った際は必ず食べたい一品、自宅で作れば遠く離れた沖縄の雰囲気を味わえます。伝統と現代が融合した「ちんすこう」に、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。