せいろそばの「せいろ」って何?ざるそばやもりそばとの違いもご紹介
作成日: 2024/06/21
みなさんは「せいろそば」と「ざるそば」の違いについて説明することができますか?この記事では、「せいろ」とは何か?そして「せいろそば」と「ざるそば」の違いについて詳しく解説し、それぞれの特徴を初心者にもわかりやすく説明します。あなたもこの記事を読んで、より深く蕎麦の世界を楽しんでみましょう。
せいろとは?
せいろとは、蒸し器の一種で、木製や竹製の四角いもしくは丸い容器です。お湯を沸かした鍋などの上に置いて、蒸気で食材を蒸す時に使用します。蓋が格子状に編み込まれているのが特徴で、蒸しあがった後も水分の調整をしてくれて、せいろ全体に蒸気がまわり、食材がふっくらと蒸しあがります。
主に和菓子や中華料理で使用されますが、蕎麦を蒸すのにも利用されてきました。江戸時代には、このせいろで蒸した十割蕎麦が一般的でした。
せいろそばとは?
せいろそばはせいろに盛って提供される蕎麦のことを指します。現代では蒸す工程はありませんが、せいろに盛られることからこの名が残っています。先ほども説明した通り、江戸時代はせいろで蒸した十割蕎麦が一般的でしたが、十割蕎麦は蕎麦自体が切れやすいという特徴がありました。そのため、別の器に盛りつけて蕎麦が切れてしまうのを避けるために、せいろのまま提供されるそうになったそうです。
せいろそばは「もりそば」とも呼ばれることもあります。もりそばとはお皿やせいろに盛られたそば全体を指します。
せいろそばとざるそばの違い
大きな違いは、器と海苔の有無です。せいろそばはせいろにもり、海苔が乗っていないのに対し、ざるそばは竹のざるに盛られ、海苔が乗せられています。お店によっても様々で、つゆに違いがあったりもするそうです。
せいろそばとざるそばは器の違いと海苔の有り無し!
せいろそばとざるそばは、器と海苔の有無で区別されることが多いようです。どちらも冷たい蕎麦を楽しむスタイルですが、それぞれに異なる風味と食感を楽しむことができます。是非、両方のそばを試して自分の好みを見つけてみてください。