「キャセロール」とは鍋?料理?詳しく解説します!
作成日: 2024/07/09
キャセロールとは、料理や調理器具として使われる言葉です。しかし「キャセロール」と聞いて具体的に何を指すのか、分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか?この記事では、キャセロールが何なのか、どんな料理や鍋を指すのか、そして他の調理器具との違いについて詳しく解説します。
キャセロールとは?
キャセロールとは、フランス語で「鍋」を意味する言葉です。もともとは厚手でフタ付きの両手鍋を指し、この鍋で調理してそのまま食卓に出す料理のこともキャセロールと呼ばれます。キャセロール鍋は、多用途に使える万能鍋として、家庭料理で広く利用されています。
キャセロール(料理)の特徴
キャセロールは、主にオーブンを使って調理されます。野菜や肉、パスタ、お米などにソースを絡めて鍋に入れ、オーブンで焼き上げます。この点でグラタンと似ていますが、グラタンはホワイトソースが主流で表面に焦げ目をつけるのに対し、キャセロールはトマトソースなど様々なソースを使います。必ずしも焦げ目をつける必要はありません。
キャセロール(鍋)の種類
キャセロール鍋にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
ホーロー製キャセロール鍋
ホーロー製のキャセロール鍋は、においが移りにくく、保存にも適しています。シチューやグラタン、ポトフなど、幅広い料理に利用できます。
鋳物キャセロール鍋
鋳物のキャセロール鍋は保温性が高く、ビーフシチューやおでん、ポトフなど、じっくり煮込む料理に適しています。アウトドアでの使用にも向いていますが、重いため取り扱いには注意が必要です。
セラミック製キャセロール鍋
セラミック製のキャセロール鍋は軽く扱いやすく、熱伝導が良いのが特徴です。ステーキやローストチキンなど、じっくりと焼き上げる料理に最適です。
耐熱ガラス製キャセロール鍋
耐熱ガラス製のキャセロール鍋は、電子レンジでの使用が可能で、調理中に中の状態を確認できるという利点があります。ラザニアやキッシュなど、見た目も楽しめる料理に適しています。
耐熱磁器製キャセロール鍋
耐熱磁器製のキャセロール鍋は保温性が高く、アツアツの状態をキープしたい料理に向いています。グラタンやチーズフォンデュ、アヒージョなどに適しています。
キャセロールに似た鍋との違い
キャセロールと似た鍋には、ココット、ダッチオーブン、ソースパンがあります。それぞれの特徴と違いについて見ていきましょう。
ココット
ココットは小型の鍋で、一人前の料理やデザートに最適です。キャセロール鍋と比較すると、サイズが小さく、オーブンや直火での使用が可能です。特に、スフレやプディングなどの個別のデザートなどに利用されます。ココットは、見た目もおしゃれでそのまま食卓に出せるため、食卓が彩り豊かになります。
ダッチオーブン
ダッチオーブンは、重厚で蓋付きの鋳鉄製の鍋です。キャンプなどのアウトドアでよく使用され、煮る、焼く、炒める、蒸すなど、さまざまな調理法に対応します。キャセロール鍋と異なり、上に炭を置いて調理するなども可能です。
ソースパン
ソースパンは、片手で持てるハンドル付きの深鍋で、ソースやスープ、煮物などの調理に使われます。銅製で厚手の作りが特徴で、オーブンへの出し入れも行えます。
キャセロール鍋で料理を楽しもう!
キャセロール鍋は、料理の幅を広げるだけでなく、そのまま食卓に出せるおしゃれなアイテムです。さまざまな種類の鍋を比較し、自分に合ったキャセロール鍋を見つけることで、日々の料理がより楽しく、豊かになるでしょう。ぜひ機会があればお手にとって見てくださいね♪