カシスオレンジの”カシス”って何?産地や旬・味わいも徹底解説!
作成日: 2024/07/19
カシスは、フランス語で「カシス」と呼ばれる果実で、英語では「ブラックカラント」として知られています。小さなベリー類の一種で、その豊かな味わいから古くから愛されています。カシスオレンジのカクテルに使われることが多く、その名を知っている方も多いのではないでしょうか。本記事では、カシスの特徴、味わい、旬の時期、産地、そして代表的な栄養素について詳しく解説します。
カシスとは?
カシス(ブラックカラント)は、スグリ科に属するベリー類の果実で、和名をクロスグリと言います。日本では主に青森県や長野県で栽培されていますが、原産地はヨーロッパです。カシスの果実は濃紫色で、直径1cm程度の大きさで、日本では7、8月などの夏季に収穫されます。
カシスの味わい
カシスはかすかな苦味と甘酸っぱい味わいが特徴です。リキュールやゼリー、ジャムなどに使われることが多いです。
特に、カシスを使ったリキュールは、豊かな香りと深い味わいが特徴で、このリキュールは、カシスオレンジなどのカクテルのベースとして広く利用されています。
カシスの旬
カシスの旬は夏季、特に6月から8月にかけてです。この時期に収穫されるカシスは、最も香りが良く、味わいも豊かです。新鮮なカシスは、生のまま食べることもできますが、ジャムやリキュール、ジュースなどに加工されることが多いです。
カシスの産地
日本国内では、青森県が主要な産地として知られています。青森県では、1979年からカシスの栽培が始まり、現在では国内生産の約7割を占めるほどに成長しています。しかし、日本で流通しているのは輸入品が多い状況です。世界的にはヨーロッパ、特にポーランドが主要な生産地であり、質の高いカシスが生産されています。
カシスの代表的な栄養素
カシスに含まれるの栄養素について説明します。
カシスには、ポリフェノールの一種であるアントシアニン、その他、ビタミンC、食物繊維、カリウムが含まれています。
アントシアニン
アントシアニンはぶどうや赤しそなどにも含まれる美しい赤みを出す天然色素で、ポリフェノールの一種です。
ビタミンC
ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつで、体内でコラーゲンの生成に関与するほか、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。
食物繊維
食物繊維とは、食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない栄養素です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、「第6の栄養素」といわれています。
カリウム
人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。
体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
カシスは甘酸っぱいヨーロッパ原産のベリー類!
カシスは、その豊かな味わいと栄養価から、多くの人々に愛されています。新鮮なカシスをそのまま食べるのはもちろん、ジャムやリキュール、ジュースなど多様な形で楽しむことができます。特にカシスオレンジなどのカクテルは、その鮮やかな色と風味が多くの人に親しまれています。ぜひ機会がある際に食べてみてください♪。
【参照】
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC
厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」(2024/07/18)