月餅とは?由来や食べることの意味などをご紹介
作成日: 2024/08/20
月餅(げっぺい)は、中華圏で中秋節に欠かせない伝統的なお菓子です。美しい模様が彫られた外皮の中に、多様な餡が詰まっており、その味わいは地域や製法によって異なります。月餅は単なるお菓子以上の意味を持ち、その由来や歴史、食べる意味には深い文化的背景があります。本記事では、月餅の基本情報から、由来や歴史、食べる意味、さらには具体的な中身の種類に至るまで、初心者にもわかりやすく解説します。
月餅とはどんなお菓子か
月餅は、中国の中秋節(旧暦の8月15日)に食べられる伝統的なお菓子で、円形で表面に美しい模様が描かれています。日本では「げっぺい」と呼び、中国では「ユエピン」と呼びます。サイズは多様で、直径60cmもの大きなものから手のひらサイズのものまであります。
薄皮の生地とみっちりと詰まった濃厚な餡の甘みが特徴です。また、餡には様々な種類があり、黒あん、白あん、果実やナッツ入りの餡などバリエーション豊富です。
月餅はどこの国のお菓子か
月餅は中国起源のお菓子です。このお菓子は16世紀に長崎にも伝わり、現在では日本各地で親しまれています。中国のみならず、台湾や香港、シンガポールなどの中華圏でも広く食べられています。
月餅の由来や歴史
月餅の歴史は古く、その起源は中秋節の祭りと深く結びついています。中秋節は秋の収穫を祝う祭りで、中国では四大伝統行事のひとつです。月がきれいに見える秋半ばに、家族円満の象徴である満月を愛でるという習慣から生まれた祭りです。そのお祭りで月餅が供え物として使われるようになりました。月餅を食べながら一族の繁栄と幸福を祈るそうです。
手作り月餅の作り方
月餅はお店で買って食べるというイメージが強いですが、実は材料さえ揃えることができれば自宅でも作ることができます。
今回はよりアレンジをきかせて、レーズンや黒胡麻が入った月餅のレシピをご紹介します。
模様も自分だけのオリジナルで作ってみてくださいね。
材料【15個分】
▼生地
薄力粉・・・・・150g
砂糖・・・・・・40g
水・・・・・・・80cc
レモン汁・・・・小さじ1
サラダ油・・・・大さじ3
☆餡
こしあん・・・・200g
レーズン・・・・50g
くるみ [ロースト]・・・30g
黒いりごま・・・大さじ2
▼つや出し用
卵黄・・・・・・1/2個分
みりん・・・・・大さじ1/2
作り方
①鍋に砂糖、水、レモン汁を入れて中火で熱し、混ぜながら砂糖を溶かす。火からおろし、しっかりと冷ます(シロップ)。
②レーズン、くるみは細かく刻む。
③ボウルに☆を入れて混ぜ、15等分にして丸める。冷蔵庫で冷やす(餡)。
④ボウルにシロップ(80cc)、サラダ油を入れて混ぜ、薄力粉をふるって加え、切るように混ぜる(生地)。15等分にして丸める。板に打ち粉(分量外:薄力粉:適量)をし、生地をめん棒で薄くのばして餡をのせ、包む。
【ポイント】
生地が成形しにくい場合は冷やしてから使用しましょう!
オーブンを180℃に予熱しましょう!
⑤打ち粉(分量外:薄力粉:適量)をした型に④の生地を入れてしっかりと模様をつける。同様に計15個作る。
⑥ボウルに卵黄、みりんを入れて混ぜる。
⑦天板にクッキングシートを敷いて生地を並べ、ハケで⑥の卵黄をぬる。
⑧180℃に予熱したオーブンで20分焼く。
今回ご紹介したレシピは動画でもご視聴いただくことができます。
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月餅の魅力を再発見!
月餅はその美しい外見と多彩な中身で、中秋節を彩る特別なお菓子です。その起源や食べる意味には深い文化的背景があり、家族や友人と一緒に楽しむことでその価値が一層高まります。中秋節に月餅を味わうことは、ただの食事以上の意味を持ち、幸福や繁栄を祈る大切な時間です。