DELISH KITCHEN

食べ物を追熟させる「エチレンガス」とは?特徴と発生しやすい食べ物をご紹介

作成日: 2024/08/23

更新日: 2024/08/29

みなさんはせっかく買った野菜や果物が日も経たないうちに腐ってしまっている!なんてことを経験したことはありませんか?
賞味期限や消費期限を守っていたはずなのになぜ早々に腐ってしまったのでしょうか?
それは「エチレンガス」が原因かもしれません!
この記事では、エチレンガスがどのようなガスであるか、どのような食材から発生しやすいか、そしてその影響について詳しく解説します。

目次

  1. エチレンガスはどんなガス?
  2. エチレンガスが発生しやすい野菜や果物
  3. エチレンガスの影響を受けやすい野菜や果物
    1. エチレンガスの影響を受けやすい野菜
  4. エチレンガスの影響を抑えるための保管方法
  5. エチレンガスを発生する食材に注意して保存しよう!

エチレンガスはどんなガス?

エチレンガスは、植物自体が成長や老化の過程で自然に生成するものであり、主に果物や野菜の成長や熟成過程に大きな影響を与えるホルモンの一種です。具体的には、果物の成熟、葉の落下、花の開花などを調整する役割を果たします。
例えば、バナナやりんごなどの果物は、エチレンガスを多量に放出し、それにより他の果物や野菜の成熟を早めることが知られています。
しかし、熟成しすぎると予期せぬ腐敗や劣化にもつながりやすくなります。そのためエチレンガスを発生させる果物や野菜の保管には十分な注意が必要です。

エチレンガスが発生しやすい野菜や果物

エチレンガスは、特定の果物や野菜から特に多く発生します。これらの食材を他の食材と一緒に保存すると、腐敗が早まったり、味や質感が劣化する可能性があります。それでは、具体的にどのような食材がエチレンガスを多く発生させるのか、またその影響について見ていきましょう。

・アボカド
・イチジク
・カキ
・トマト(完熟)
・ナシ
・バナナ
・ブロッコリー
・マンゴー
・メロン
・モモ
・リンゴ
など

エチレンガスの影響を受けやすい野菜や果物

続いて、エチレンガスの影響を受けやすい野菜や果物をご紹介します。
これから紹介する野菜や果物を上で挙げたような食材と一緒な容器や冷蔵庫などで保存してしまうと、早く腐らせてしまう可能性があるので注意しましょう。

エチレンガスの影響を受けやすい野菜

・アボカド
・カキ
・カリフラワー
・キウイ
・サツマイモ
・トマト
・バナナ
・ブロッコリー
・マンゴー
・メロン
・モモ
・リンゴ
・レタス
など

エチレンガスの影響を抑えるための保管方法

エチレンガスの影響を避けるためには、食品の適切な保存が重要です。例えば、エチレンガスを多く発生させる果物や野菜は、他の食材とは別に保管することが推奨されます。さらに、冷蔵庫での保存が可能な場合は、冷蔵庫内で適切に分けて保存することで、エチレンガスの影響を最小限に抑えることができます。
ポリ袋や保存容器に食材ごとに分けていれておくこともおすすめです。
また、市販のエチレンガス吸収シートや専用バッグを使用することで、エチレンガスの発生を抑えることが可能です。

エチレンガスを発生する食材に注意して保存しよう!

適切な保存方法を取り入れることで、エチレンガスによる食材の腐敗を防ぐだけでなく、食品ロスの削減にも繋がります。例えば、エチレンガスを発生させやすい食材を意識して分けて保存することで、熟成が進みすぎて廃棄せざるを得なくなる食品を減らせます。また、冷蔵保存や吸収シートの活用も効果的です。この記事を読んでぜひ保存状況を確認してみてください!

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