DELISH KITCHEN

梨の皮は食べても平気?皮ごと食べるメリットをご紹介

作成日: 2024/09/20

秋の味覚の代表格である梨。甘くてジューシーな果肉を楽しむ際、多くの人は皮を剥いて食べるのが一般的です。しかし、梨もりんごと同じように皮ごと食べられることはご存知でしたか?

この記事では、梨の皮を食べることのメリット、そして正しい皮の剥き方について詳しく解説します。梨をより美味しく、より健康的に楽しむための情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

  1. 梨の皮は食べても大丈夫?
  2. 梨の皮を食べるメリット
    1. 皮周辺に含まれる栄養素を摂取することができる
      1. カリウム

      2. 食物繊維

      3. ポリフェノール

    2. 甘味を強く感じられる
    3. 果肉の変色部分を減らすことができる
  3. 梨の皮を食べる際の注意点
    1. 洗浄は丁寧に
    2. アレルギーに注意
    3. 消化不良に注意する
  4. 皮ごと食べやすくする方法
  5. 梨を美味しく健康的に楽しむために

梨の皮は食べても大丈夫?

梨の皮は、リンゴと同様に食べても問題ありません。むしろ、皮にも栄養価の高い成分が含まれているため、皮ごと食べることもおすすめします。

梨の皮に残る農薬を心配する方もいるかもしれません。しかし、日本の農薬基準は厳しく設定されていることと、栽培時にも農薬が残らないように工夫して栽培されているため過度に心配する必要はありません。
どうしても気になる方は、低農薬や有機肥料で栽培された梨を選ぶとよいでしょう。

梨の皮を食べるメリット

梨の皮を食べることには、様々なメリットがあります。以下に主なメリットをご紹介します。

皮周辺に含まれる栄養素を摂取することができる

梨にはさまざまな栄養素が含まれていますが、果肉以外にも皮と皮の周辺に多く含まれていることが分かっています。主な栄養素は以下の通りです。

カリウム

カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。
体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。

食物繊維

人の消化酵素では消化することのできない栄養素です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、「第6の栄養素」といわれています。

ポリフェノール

ポリフェノールは活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える抗酸化物質です。



その他にもビタミンB1,B6,ナイアシンなどのビタミンB群、糖アルコールの1種であるソルビトール、アミノ酸の一つで疲労回復をサポートする働きがあるアスパラギン酸なども含まれています。

甘味を強く感じられる

梨の皮付近には糖分が多く含まれているため、皮ごと食べることで甘みをより強く感じることができます。

果肉の変色部分を減らすことができる

果肉は空気に触れると酸化して変色してしまいます。皮がついたままカットすることで、空気に触れる部分を少なくすることができ、綺麗な状態を保つことができます。

梨の皮を食べる際の注意点

梨の皮を食べる際には、以下の点に注意しましょう。

洗浄は丁寧に

皮ごと食べる場合は、特に丁寧に洗浄することが大切です。流水でよく洗い、必要に応じてブラシなどを使って表面の汚れを落としましょう。

アレルギーに注意

梨アレルギーの方は、皮を食べることで症状が出る可能性があります。過去にアレルギー反応が出たことがある方は、医師に相談してから皮を食べるようにしましょう。

消化不良に注意する

高齢者や消化器系に不安がある方は、皮を食べることで消化不良を起こす可能性があります。そのような場合は、皮を剥いて食べるか、少量から試してみるのがよいでしょう。

皮ごと食べやすくする方法

皮ごと食べるのが苦手な方は、
梨を縦に輪切りにし、さらにスティック状にカットしてみてください。これにより、皮の部分が両端だけになり、比較的食べやすくなります。

詳しくはこちらの動画をご確認ください。

梨を美味しく健康的に楽しむために

梨は皮ごと食べることができます。梨の皮には多くの栄養素が含まれていたり、より甘みを感じられたりとメリットがたくさんあります。ただし、個人の体質や好みに合わせて、最適な食べ方を選択することが大切です。この記事を参考に、梨をより美味しく、より健康的に楽しんでいただければ幸いです。

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