DELISH KITCHEN

マルサラ酒とはシチリア産のワイン!味や楽しみ方などをご紹介します

作成日: 2024/09/24

「マルサラ酒」というお酒をご存知ですか?イタリアのシチリア島で生まれたこのお酒は、独特の風味と歴史を持っています。この記事では、マルサラ酒の特徴をはじめ、歴史や使い方までご紹介します。

※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

目次

  1. マルサラ酒とは?
  2. マルサラ酒の特徴
    1. 味わいと香り
    2. 色合いと熟成期間による種類
  3. マルサラ酒の歴史
  4. マルサラ酒の楽しみ方
    1. 食前酒・食後酒として
    2. 料理の材料として
  5. マルサラ酒で広がる食の楽しみ

マルサラ酒とは?

マルサラ酒は、イタリアのシチリア島西部で生産されるアルコール度数が18%前後の酒精強化ワインの一種です。酒精強化ワインとは、醸造過程でアルコールやブランデーを添加してアルコール度数を高めたワインのことを指します。

原料は、グリッロやカタラットなどのシチリア産ブドウです。ポートワインやシェリー酒と同じカテゴリーに属し、デザートワインとしても親しまれています。

マルサラ酒の特徴

ここではマルサラ酒の特徴をご紹介します。

味わいと香り

マルサラ酒は、甘口から辛口まで幅広いタイプがあり、オーク樽で熟成させることにより、バニラやカラメル、アーモンドのような深い風味を備えることが特徴です。熟成期間やブドウの品種によって風味が変わり、長期間熟成されたものほど深い味わいになります。

色合いと熟成期間による種類

色はオーロ(金色)、アンブラ(琥珀色)、ルビーノ(ルビー色)の3種類があり、それぞれ使用するブドウの品種や熟成方法が異なります。また、熟成期間によりフィーネ(熟成1年)、スペリオーレ(熟成2年)、スペリオーレ・リゼルヴァ(熟成4年)、ヴェルジネ(熟成5年)、ヴェルジネ・ストラヴェッキオ(熟成10年)に分類されます。

マルサラ酒の歴史

マルサラ酒の歴史は18世紀末にさかのぼります。イギリス人商人ジョン・ウッドハウスがシチリアを訪れた際、地元のワインに感銘を受け、保存性を高めるためにアルコールを加えたのが始まりです。これにより、長い航海でも品質が劣化しないワインとしてイギリスで人気を博しました。

マルサラ酒の楽しみ方

マルサラ酒はどのように使用できるのか見ていきましょう。

食前酒・食後酒として

マルサラ酒を楽しむ際は、食事の前後に飲むと良いです。辛口のものは食前酒として、甘口のものは食後酒として向いています。チーズやデザートとの相性も良く、リラックスタイムにぴったりです。

料理の材料として

マルサラ酒は料理酒として使用でき、例えば鶏胸肉を焼いた料理・チキンマルサラでは鶏肉をジューシーに保ちながら深いコクと香りを引き立てます。

またティラミスなどのデザート作りでも活躍し、ティラミスではビスケットにマルサラ酒を加えることで、一層リッチな味わいに仕上げられます。

マルサラ酒で広がる食の楽しみ

マルサラ酒は香り豊かな風味によって普段の料理に少し取り入れるだけで、食卓がさらに華やかになるでしょう。ぜひ気軽に試して、マルサラ酒の世界を楽しんでみてください。

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