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オーストラリア料理一覧!食文化の特徴やおすすめの料理9品ご紹介します

作成日: 2024/11/26

オーストラリアは広大な自然と多文化が交わる国で、その食文化も非常に多様です。この記事では、オーストラリアの食文化の特徴を紹介したうえで、特におすすめしたいオーストラリア料理9品をご紹介します。オーストラリアの「食」の世界を一緒に探っていきましょう。

目次

  1. オーストラリアの食文化の特徴
    1. 多文化がもたらす豊富な料理のバリエーション
    2. フレッシュな食材
    3. 先住民の伝統的な料理
  2. おすすめのオーストラリア料理9品
    1. ミートパイ
    2. ラムチョップ
    3. フィッシュ&チップス
    4. カンガルーミート
    5. ダンパー
    6. バラマンディ
    7. ソルト&ペッパーカラマリ
    8. パブロバ
    9. ラミントン
  3. オーストラリアの食文化を体験してみよう!

オーストラリアの食文化の特徴

オーストラリアの食文化は、その多様性や豊富な食材が大きな魅力です。ここでは、3つの観点からその特徴をご紹介します。

多文化がもたらす豊富な料理のバリエーション

オーストラリアには、明確な伝統料理というものがないことが特徴です。その理由は、1901年に建国した比較的新しい国であり、イギリスやその他のヨーロッパ諸国などからの移民とともに発展してきたからです。

現在では、アジアからの移民の影響によってスパイスや独特の調理法が加わり、豊かな食のバリエーションが生まれています。

フレッシュな食材

オーストラリアは地理的な特性から、北部に温暖な地域、南部に寒冷な地域があることで、さまざまな農産物や海産物が手に入ります。

農林水産省によると、2021年におけるオーストラリアのカロリーベースの食料自給率は233%という高い数値が出ています。このことからもオーストラリアでは地域の食材を取り入れた新鮮な料理が多いことがうかがえます。

先住民の伝統的な料理

「ブッシュ・タッカー」と呼ばれる先住民アボリジニに関連する料理も、オーストラリアの食文化に欠かせません。ブッシュ・タッカーとは、アボリジニが伝統的に食用としてきた野生の動物や昆虫、植物などを意味します。

調理法としては、熱した石の上に食材を置き、砂をかけて蒸し焼きにするスタイルがとられていました。現在ではカンガルーやエミューなどのエギゾチックな食材を移民の食文化と融合した、モダン・オーストラリア料理として高級レストランでも提供されています。

おすすめのオーストラリア料理9品

次に、ぜひ試してほしいオーストラリア料理を9品ご紹介します。伝統的な料理からユニークな一品まで、幅広いラインナップをご用意しました。

ミートパイ

「ミートパイ」はオーストラリアの定番料理で、サクサクのパイ生地に牛肉やラム肉、チキンなどの具材とグレービーソースを詰めて焼き上げた一品です。

マッシュルームや玉ねぎが入ったものなどバリエーションも豊富で、現地ではコンビニやベーカリー、スーパーなどで手軽に購入できます。食べごたえがあり、お酒との相性も良くスポーツ観戦やランチにもぴったりなオーストラリアの「ソウルフード」です。

ラムチョップ

「ラムチョップ」は、子羊のあばら骨付きの背肉を焼いたジューシーな一品です。ラム肉が盛んに消費されるオーストラリアでは、バーベキューや家庭料理として人気があります。

塩やハーブでシンプルに味付けし、高温で短時間焼き上げることで、外はカリッと中は柔らかく仕上がるのが特徴です。サラダやマッシュポテトとの相性も良く、オーストラリアの高品質なラム肉の美味しさを堪能できます。

フィッシュ&チップス

オーストラリアを代表する料理の一つ「フィッシュ&チップス」は、イギリス由来の伝統的なスナックです。

タラやバラマンディーなどの新鮮な白身魚をカリッと揚げたフィッシュと、ホクホクのフライドポテトを組み合わせた一品で、子供から大人まで幅広く愛されています。

調理方法はパン粉揚げ、衣揚げ、グリルから選べ、レモンやタルタルソースで味わうのが一般的です。

カンガルーミート

オーストラリア特有の食材である「カンガルーミート」は、赤身が多く、低脂肪で高たんぱく質なのが特徴です。現地のスーパーで手軽に購入でき、ステーキやグリル、カレーなど幅広い料理に利用されています。

カンガルー肉は濃厚な風味と独特の香りがあり、調理の際はミディアムレア程度に仕上げることで柔らかさを保つことができます。肉好きの方やアボリジニの伝統的な食材を食べてみたい方にもおすすめです。

ダンパー

「ダンパー」は小麦粉、水、塩で作られるシンプルなオーストラリアのパンです。この料理ができた当初は、キャンプファイヤーの湿った炭火の中でそのまま生地を焼いたり、棒に生地を巻きつけて火にかけたりして調理されてきました。

現在はキャンプ用のオーブンで焼かれ、牛乳やバターを加えるなどのアレンジもされており、さらに発展したオーストラリアのパンを楽しめます。

バラマンディ

「バラマンディ」はオーストラリアを代表する白身魚で、淡白で癖のない味わいが特徴です。スズキ目アカメ科に属し、淡水と海水が交わる地域に生息する大型魚として知られています。

調理方法はグリルや皮目をパリッと焼き上げるソテーが一般的で、ハーブオイルを添えるなどシンプルに仕上げられることが多く、オーストラリアの家庭やレストランで広く親しまれています。

ソルト&ペッパーカラマリ

「ソルト&ペッパーカラマリ」は、イカに塩と胡椒で味付けした衣をまとわせ、カリッと揚げた一品です。柔らかなイカとサクサクの衣が絶妙な食感を生み出し、サラダやスイートチリソースと一緒に提供されることが多く見られます。

シンプルながら奥深い味わいが特徴で、軽食や前菜として楽しめるほか、お酒との相性も良い料理です。

パブロバ

「パブロバ」はオーストラリアを代表するデザートで、外側はサクサク、内側はふんわりした味わいが特徴です。卵白に砂糖を加えて泡立てた生地を焼き上げ、ホイップクリームとキウイやベリーなど季節のフルーツをトッピングします。

軽い口当たりとフルーツの甘酸っぱさが魅力で、特別な日やクリスマスに家庭でよく楽しまれる一品です。

ラミントン

「ラミントン」は、オーストラリアを代表する伝統的なデザートです。四角に切ったスポンジケーキをチョコレートソースでコーティングし、ココナッツをまぶして仕上げます。

ふわふわのスポンジとココナッツの食感が絶妙で、シンプルながら飽きのこない味わいが魅力です。甘さ控えめで食べやすく、ティータイムやお祝いの場で親しまれています。

オーストラリアの食文化を体験してみよう!

オーストラリアは1901年の建国以来、その歴史はまだ比較的浅いものの、先住民や移民の食文化が融合したブッシュ・タッカーなどの独自の料理があります。地理的な条件により、北部に温暖な地域、南部に寒冷な地域があることで、農産物や海産物といった豊富な食材を活かした料理が多いことも特徴です。

この記事でご紹介した料理など、機会があればぜひオーストラリア料理を試してみてください!

【参照】
農林水産省「世界の食料自給率」

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