
カザフスタン料理とは?試したいおすすめの伝統的な料理をご紹介
作成日: 2025/03/14
中央アジアに位置し、中国やロシアなどと国境を接するカザフスタン。そこで食べられている料理とはどのようなものなのでしょうか?
この記事では、カザフスタン料理の特徴と代表的な料理をご紹介します。ぜひ最後までお読みください♪
※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
カザフスタン料理の特徴
カザフスタン料理は、数世代にわたる遊牧民の生活が背景にあります。厳しい気候の中で生き抜くために、肉類や乳製品が主食として重宝されてきました。
羊肉や馬肉を使った料理は、エネルギーを補うために欠かせないもので、カザフスタン料理の特徴的な要素となっています。現代では周辺国からの影響により、以前の肉のみで構成された料理と異なり、野菜や果物、魚などを活用した料理も見られます。
カザフスタンの有名な料理
ここでは代表的なカザフスタン料理を7つご紹介します。
ベシュバルマク
ベシュバルマクは、ゆでた肉(羊肉や牛肉、馬肉など)と手作りの四角い麺を、スープと一緒に大皿で楽しむのが一般的です。
シンプルな味付けで、肉の旨みがしっかり感じられ、特に馬肉ソーセージは柔らかな食感とほんのりとした風味が魅力です。
ラグマン
ラグマンは元々ウイグル料理が起源といわれ、カザフスタンでも広く親しまれています。長い手作りの麺と牛肉、新鮮な野菜(ピーマン、玉ねぎ、白菜など)を使い、スパイシーなトマトベースのスープで煮込んだ料理です。
ラグマンにはスープとして食べる「スープラグマン」のほか「焼きラグマン」など、さまざまなバリエーションがあります。クミンやニンニクの風味が特徴で、食材の旨みが凝縮された一品です。
マンティ
マンティは、ひき肉と玉ねぎをスパイスで味付けした具を小麦粉で作った生地で包んだ、蒸し上げた餃子のような料理です。特別な段付き蒸し器で蒸され、サワークリームやトマトソースと一緒に食べることが多いです。
シルネ
シルネは伝統的な肉料理の一つで、子羊の肉を玉ねぎとジャガイモなどの野菜と一緒にじっくりと揚げて作られます。一度に大量に作られることが多く、家族や友人、近隣住民と分け合って食べることが多いです。
ケスペ
ケスペは、カザフスタンの代表的なスープで、ブイヨンをベースに牛肉や羊肉、馬肉などの骨付き肉を使った一品です。濃厚な出汁が引き出されたスープには、にんじんやハーブ、自家製の卵麺が加えられ、最後に温かく仕上げられます。
コクタル
コクタルは、魚とトマトや玉ねぎなどの野菜を一緒に燻製した魚料理です。通常、大型魚が使われ、内臓を取り除いた後にウロコを残したまま背中に切り込みを入れて広げて、金網に載せられます。肉料理に比べると珍しいものの、その豊かな風味が特徴です。
クミス
クミスは、馬乳を発酵させて作る飲み物で、微アルコールを含む馬乳酒です。発酵による独特の酸味と香りが特徴です。
カザフスタン料理に挑戦してみて!
カザフスタン料理は、その土地ならではの恵みと伝統が詰まった、どれも魅力的な料理ばかりです。伝統料理を食べることで、カザフスタンの文化や歴史をぜひ感じてみてください!
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