ウズベキスタン料理とは?代表的な料理や自宅でも作れるレシピをご紹介
作成日: 2024/09/18
ウズベキスタン料理は、シルクロードの交易路を経てさまざまな文化が交わる中で発展した、豊かな味わいが魅力です。この記事ではウズベキスタン料理の特徴をはじめ、代表的な料理と自宅で作れるレシピについてご紹介します。ぜひ最後までお読みください。
ウズベキスタン料理とは
ウズベキスタン料理は、シルクロードの中間に位置する地理的背景から、他の中央アジア諸国や中東、ロシアの影響を受けながら発展しました。
内陸に位置するウズベキスタンでは、肥沃な土地で育まれた米や小麦を使った「プロフ」や「ノン」などの料理が代表的で、羊肉や牛肉を使用した肉料理も豊富です。また、香辛料や野菜を多用した料理や、遊牧文化の影響で発達した保存食や発酵食品が多いことも特徴です。
代表的なウズベキスタン料理
ここからは代表的なウズベキスタン料理をご紹介します。
プロフ(パロフ)
米と一緒に肉とニンジン、タマネギ、スパイスを炊き込んだウズベキスタンの代表的な料理。地域独自のレシピがあり、結婚式などの行事でよく提供されます。
ノン
ウズベキスタン流のナンで、食事に欠かせない主食です。タンドール(釜)を使用して発酵させた生地を焼き上げた一品。形は丸いものが主流で主菜とあわせたり、ジャムをのせて朝食として食べたりします。
シャシリク
羊肉や牛肉、鶏肉、魚を串に刺して焼く料理。香ばしい風味とジューシーさが特徴で、特に屋外の炭火で調理されることが多いです。付け合わせに玉ねぎのマリネが添えられるのが一般的です。
マンティ
大きな蒸し餃子で、羊肉や牛肉、タマネギなどの具材を小麦粉で作られた皮に包んで、蒸し器で調理する料理。柔らかい食感が特徴であり、ヨーグルトソースやサワークリームと一緒に食べることが一般的です。
ラグマン
手打ち麺に肉や野菜をあわせたスープ料理です。麺は日本のうどんによく似ていて、料理の見た目はトマトの赤色が目をひきます。ラグマンの中には日本の焼きうどんのように汁がないものなどいくつか種類があります。
チャクチャク
小麦粉が原料の小さな塊状に成形された揚げ菓子で、蜂蜜でコーティングされています。ウズベキスタンの祝祭で出されるスイーツです。
ウズベキスタン料理のレシピ
この記事で取り上げたラグマン風の料理の、うどんを使って自宅で再現できるレシピをご紹介します!
材料 【2人分】
冷凍うどん[稲庭風]・・・・・・・・・2玉(360g)
牛こま切れ肉・・・・・・・・・・・・100g
玉ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・1/4個(50g)
じゃがいも・・・・・・・・・・・・・1個(150g)
セロリ・・・・・・・・・・・・・・・1/2本(50g)
赤パプリカ・・・・・・・・・・・・・1/2個(75g)
パクチー・・・・・・・・・・・・・・1/2袋(20g)
にんにく・・・・・・・・・・・・・・1かけ
オリーブオイル・・・・・・・・・・・大さじ1
唐辛子(輪切り)・・・・・・・・・・・小さじ1/2
クミン[ホール]・・・・・・・・・・・小さじ1/2
☆スープ
カットトマト缶・・・・・・・・・・・1/2缶(200g)
牛スープの素・・・・・・・・・・・・小さじ1
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/3
こしょう・・・・・・・・・・・・・・少々
水・・・・・・・・・・・・・・・・・400cc
手順
①玉ねぎは薄切りにする。じゃがいもは一口大に切り、5分ほど水にさらして水気を切る。セロリは筋を取り除き、斜め5mm幅に切る。赤パプリカは一口大に切る。にんにくは縦半分に切って芯を取り除き、みじん切りにする。パクチーは根元を切り離し、2cm幅に切る。
【ポイント】パクチーの根は残しておきましょう。
②鍋にオリーブオイル、にんにく、唐辛子、クミン、パクチーの根を入れて弱火で熱し、香りが立つまで炒める。牛肉を加え、肉の色が変わるまで中火で炒める。
③玉ねぎを加えてしんなりとするまで炒める。じゃがいも、セロリ、赤パプリカを加えて油が全体にまわるまで炒める。
④☆を加えて混ぜ、煮立ったらふたをして弱火で10分ほど煮る(スープ)。
⑤耐熱皿に冷凍うどんをのせ、ふんわりとラップをしてレンジで袋の表示時間通りに加熱する。
⑥器にうどんを盛り、スープを注いでパクチーをのせる。
【ポイント】
パクチーの根元は取り除きましょう。
詳しいレシピはこちら
ウズベキスタン料理は米や肉などを使った料理が豊富!
ウズベキスタン料理は、シンプルながらも深い味わいを持つ料理が多く、地域ごとのバリエーションも豊富です。米や肉、小麦粉を中心とした料理が多いため、日本人にも親しみやすい味わいです。ご紹介した料理はほんの一部のため、ぜひ機会があれば他のウズベキスタン料理も含めて本場の味を堪能してみてください。