DELISH KITCHEN

亜麻仁油(アマニ油)とは?えごま油との違いは?

作成日: 2020/08/26

オリーブオイルやココナッツオイル、えごま油など、特に健康に気をつかう人たちの間で普段摂取する油が注目を集めています。そんな中、オメガ3系脂肪酸を含むことで話題となっているのが亜麻仁油(アマニ油)です。
こちらの記事では、亜麻仁油(アマニ油)の特徴や使い方、またえごま油との違いなどについても解説します。

目次

  1. 亜麻仁油(アマニ油)とは?
  2. 亜麻仁油の使い方
    1. サラダのドレッシングとして
    2. 納豆に
    3. みそ汁に
  3. えごま油との違い
  4. 脂肪酸とは?
  5. 亜麻仁油(アマニ油)で効果的にオメガ3系脂肪酸を摂取しよう

亜麻仁油(アマニ油)とは?

亜麻仁油(アマニ油)とは、アマ科アマの種子であるアマニを原料とする油です。亜麻仁油(アマニ油)には「オメガ3(n-3)系脂肪酸(以下オメガ3)」であるα-リノレン酸が他の油脂に比べ豊富に含まれていることから注目を集めています。
オメガ3は不飽和脂肪酸の一つで、α-リノレン酸の他に青魚などに多く含まれるEPAやDHAなども含まれています。オメガ3は人の体内でつくることができない必須脂肪酸のため、食べ物から摂取する必要があります。
しかし、現代の食生活では食べ物から十分なオメガ3を摂取するのが難しいため、オメガ3を効率的に摂れる亜麻仁油(アマニ油)が注目されているのです。

亜麻仁油(アマニ油)の味にはクセがなく、どんな料理にも合わせやすいのが魅力です。ただし、熱に弱いという性質があるため、炒め物や煮物などの加熱調理には向いておらず、生のまま使うようにしましょう。
また、酸化しやすいので、保存には十分に気をつける必要があります。

亜麻仁油(アマニ油)の値段は量やメーカーなどによっても異なりますが、スーパーなどで気軽に購入できるものは約200グラムあたり1000円程度、オーガニックのものになると1500〜2000円程度です。

亜麻仁油の使い方

亜麻仁油(アマニ油)は熱に弱いため、加熱調理には向きません。
そのため、調理済みの料理に混ぜる、かける、つけるなど、生のまま摂取するようにしましょう。

サラダのドレッシングとして

亜麻仁油(アマニ油)のおすすめの使い方がドレッシングとしてサラダにかけることです。クセのない亜麻仁油(アマニ油)は野菜のおいしさを邪魔しないので、どんなタイプのサラダにも合わせることができます。
お好みで塩やレモン汁、しょうゆなどと合わせてアレンジをお楽しみください。

納豆に

意外においしいのが納豆との組み合わせです。発酵食品の納豆とオメガ3を含む亜麻仁油(アマニ油)は最強のコンビ。ぜひ毎日の食事で食べたい一品です。
ねぎやごまなどの薬味を加えるのもおすすめです。

みそ汁に

いつも食べているみそ汁に回しかけるだけで、亜麻仁油(アマニ油)のコクを加えることができます。
とても手軽なので、毎日無理なく続けることができるでしょう。

えごま油との違い

亜麻仁油(アマニ油)とえごま油はどちらもオメガ3を含む油として知られており、含有量でいうとえごま油のほうが若干多くオメガ3を含んでいます。
亜麻仁油(アマニ油)がアマ科の植物が原料であるのに対して、えごま油はシソ科の植物が原料という違いがあります。

脂肪酸とは?

脂肪酸とは、他のさまざまな物質と結びつくことで脂質をつくり出す成分のことを指します。脂肪酸には大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つがあり、前者は常温で固体、後者は常温で液体のものが多く見られます。

さらに、不飽和脂肪酸には前述したオメガ3系脂肪酸やリノール酸などのオメガ6系脂肪酸、オレイン酸などのオメガ9系脂肪酸などがあります。
リノール酸とは人間の活動に欠かせない必須脂肪酸の一種で、人間の体内では作ることができません。主に、大豆油やコーン油、グレープシードオイルなどに含まれています。
一方のオレイン酸は酸化しにくい性質があり、人間の体内で作り出すことができます。こちらな主に、オリーブオイルや紅花油、キャノーラオイルなどに含まれています。

亜麻仁油(アマニ油)で効果的にオメガ3系脂肪酸を摂取しよう

オメガ3系脂肪酸を含むことで注目を集めている亜麻仁油(アマニ油)。こちらの記事では亜麻仁油(アマニ油)の使い方についてもご紹介しました。
気にはなっていたけれどどうやって使っていいかわからなかったという人は、ぜひ記事を参考にして亜麻仁油(アマニ油)を毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
とても手軽に使えるので、無理なく続けることができるはずです。

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