デリッシュキッチン

グラスフェッドバターの味や特徴は?入手方法も解説

作成日: 2020/09/14

更新日: 2025/05/21

近年よく聞く「グラスフェッドバター」。ブームになった「バターコーヒー」に使われることでも知られていますね。グラスフェッドバターは、普通のバターとどう違うのでしょうか。
この記事では、グラスフェッドバターの定義やその味わい、普通のバターとの違いについて解説します。
また、グラスフェッドバターの価格や購入方法も紹介します。

目次

  1. グラスフェッドバターについて
    1. グラスフェッドバターとは?
    2. どんな味なのか
  2. 普通のバターとの違い
  3. グラスフェッドバターはどこで手に入る?
    1. 価格帯
  4. おすすめの食べ方
    1. バターコーヒーに
    2. パンに塗る
    3. 焼き菓子に活用
    4. オムレツや炒め物などに活用
  5. 香り高いグラスフェッドバターを毎日の食卓に活用しよう

グラスフェッドバターについて

グラスフェッドバターとは?

グラスフェッドバターとは、牧草のみをエサとして飼育した牛のミルクから作ったバターのことです。直訳するとグラスは「牧草」、「フェッド」はエサを指しています。
日本ではグラスフェッドで飼育された乳牛は非常に希少です。おおかたの乳牛は牧草に加え、トウモロコシやフスマなどの飼料で飼育されています。そのため、ほとんどのグラスフェッドバターは輸入品です。

どんな味なのか

グラスフェッドバターは一般的なバターより口当たりが軽く、しつこすぎない上品なコクがあります。温めるとミルキーで豊かな香りがたつので、まずはシンプルにバタートーストで味わうのがおすすめです。

普通のバターとの違い

グラスフェッドバターを開封するとまず気づくのが、一般的なバターより濃い黄色であることです。これは、乳牛を牧草のみで育てることで、牧草のカロテンがバターに多く含まれるためといわれます。
また、良質な脂質である不飽和脂肪酸も、一般的なバターより豊富に含まれるとされています。

乳牛を飼育しているエサが違うため色や栄養素にも違いが出ますが、基本的にはどちらも「バター」であることに違いはなく、通常の食事に利用するなら普通のバターでも代用は可能です。
しかし、グラスフェッドバターは味わいが上品であっさりしているため、普通のバターを「こってりしている」「乳臭い」と感じる人は、グラスフェッドバターの方が食べやすいかもしれません。

グラスフェッドバターはどこで手に入る?

グラスフェッドバターを入手する一般的な方法は、輸入食品店か通信販売で購入することです。輸入食品店は店舗によって販売されていないことや在庫切れになっていることもあるため、事前に電話などで確認しておきましょう。
また、近年では普通のスーパーマーケットでも取り扱っていることがあります。セールチラシやバター売り場をこまめにチェックしてみるのがおすすめです。

近隣に購入できる店舗がない場合は、インターネット上の大型ショッピングサイトを利用するとよいでしょう。さまざまな種類、価格のグラスフェッドバターから自分の好みに合うものを選べます。
ショッピングサイトでは複数個がセット販売されていることも多く、1個あたりの単価が安価になるためお得に購入できます。グラスフェッドバターを継続して活用したい人の買いだめや、シェア買いにも便利ですね。

また、希少な国産のグラスフェッドバターは一部百貨店や直営店、催事などのイベント以外では購入しにくいことがあるため、こちらも通信販売を利用するのが便利です。

価格帯

飼育コストがかかるため価格は一般的なバターより高価で、100gあたり400~1,000円前後となります。国産のグラスフェッドバターは非常に希少なためさらに高価で、100gあたり2,000円前後です。

おすすめの食べ方

バターコーヒーに

グラスフェッドバターは、バターコーヒーとしても人気があります。ブラックコーヒーにグラスフェッドバターとMCTオイルを加え、ミキサーで撹拌することで、クリーミーで満足感のある一杯が完成します。朝食の代わりにもぴったりです。

パンに塗る

グラスフェッドバターは、トーストにたっぷりと塗って楽しむのもおすすめ。まろやかでコクのある味わいが口いっぱいに広がります。
一般的なバターよりもすっきりとした後味で、油っぽさが少なく、毎日の朝食にも取り入れやすいのが特徴で、そのままでも美味しいですが、ジャムやはちみつとの相性も抜群です。

焼き菓子に活用

グラスフェッドバターで焼き菓子を作ると、一般的なバターに比べてすっきりとした風味と軽やかな後味に仕上がります。
さらに、バター自体がやや黄色味を帯びているため、焼き上がりにほんのりとした黄金色の美しい焼き色がつくのも魅力のひとつです。
クッキーやマドレーヌ、パウンドケーキなど、バターの香りが主役になるお菓子と特に相性が良く、贅沢な味わいを楽しめます。

オムレツや炒め物などに活用

料理では、オムレツや炒め物などに使用することで、コクと風味が増します。
特に、じゃがバターや魚のホイル焼きなど、素材の味を引き立てる料理に最適ですよ。

香り高いグラスフェッドバターを毎日の食卓に活用しよう

グラスフェッドバターは牧草のみで飼育した乳牛のバターで、普通のバターより口当たりが軽く、上品なコクがあることを紹介しました。普通のバターの濃厚さや重さが気になる人にぜひ試してほしいバターです。
購入の際は近隣の輸入食品店かショッピングサイトをチェックしてみましょう。
ぜひ、グラスフェッドバターを活用して毎日の食卓を充実させてください。

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