スキムミルクがないとき!おすすめの代用品5選
作成日: 2020/02/10
パンやお菓子を作るとき、レシピに「スキムミルク」と書いてあることがあります。しかし、普段あまり使わないスキムミルクをわざわざ買いに走るのはためらわれますね…。スキムミルクがないと料理ができない!と考える前に、他のもので代用してみませんか。こちらの記事では、スキムミルクの特徴や、スキムミルクの代用品となるものを紹介します。
スキムミルクとは?
「スキムミルク」とは脱脂粉乳のことを指し、牛乳から脂肪分と水分を除いて濃縮し、粉末に加工したものです。牛乳は賞味期限が短いですが、スキムミルクは粉末のため保存性が高いのが特徴です。水で溶いてドリンクとして楽しむだけでなく、粉をそのまま料理やお菓子作りの際に使うことができます。シチューに溶かしたり、ハンバーグの肉だねに加えたりするのもおすすめです。
ただし、スキムミルクには脂肪分が入っていないので、比較的あっさりとした風味に仕上がります。物足りなさを感じる場合は、はちみつなどお好みの調味料でコクを加えるといいでしょう。また、パン生地にスキムミルクを加えることで、きれいな焼き色をつけることもできます。値段も牛乳より安いので、常備しておけば料理に活用できるはずです。
おすすめ代用品①牛乳
もともとは牛乳から脂肪分と水分を抜いたものがスキムミルクなので、牛乳で代用することが可能です。代用する際には使用する分量に気をつけましょう。スキムミルク1に対して、牛乳10の割合で加えます。たとえば、レシピでスキムミルク10グラムの場合は、牛乳100グラムになるのです。ただし、牛乳は水分が含まれているため、その分レシピ中の水分量を減らす必要があります。また、牛乳はスキムミルクよりもリッチな風味なので、低脂肪牛乳のほうがスキムミルクに近い風味を出すことができるでしょう。
おすすめ代用品②クリーミングパウダー
コーヒーや紅茶を飲むときに加える「クリーミングパウダー」は、植物性脂肪から作られるものが多くあっさりとした風味が特徴です。中には、乳由来成分を使用しているものもあり、こちらはよりコクを感じることができます。クリーミングパウダーは粉末状なので、スキムミルクの代用として同量を加えて大丈夫です。製品によっては乳糖などの甘み成分を添加しているものもあるので、全体的な甘みを調整する必要があります。ミルク感を出したいときや、スパイシー料理の辛味をマイルドにしたいときなどにもおすすめです。
おすすめ代用品③粉ミルク
乳幼児が飲む粉ミルクは、牛乳から水分を除き粉末状にしたミルクを指します。スキムミルクと異なり脂肪分は残っているので、よりリッチな風味があるのが特徴です。また、乳幼児に必要な栄養成分が配合されており、母乳に似た独特の風味もありますが、少量程度であれば気にならないでしょう。スキムミルクと同量で代用することができ、若干甘めの仕上がりになります。
おすすめ代用品④エバミルク(無糖練乳)
牛乳を煮詰めて濃縮した「エバミルク」は、「無糖練乳」と呼ばれています。練乳というと甘く濃厚なコンデンスミルクを思い浮かべるかもしれませんが、砂糖が添加されたコンデンスミルクに比べ、エバミルクはあっさりとしてサラサラとした液体です。スキムミルクに比べて脂肪分を多く含むため、よりコクのある料理に仕上がるでしょう。もしスキムミルクの風味に近づけたい場合は、エバミルクを少なめにして水を足して使うのがおすすめです。
おすすめ代用品⑤豆乳
乳製品ならではのコクはありませんが、大豆から作られる豆乳も代用品として使うことができます。使用する際には牛乳と同様に、水分量を調整して使いましょう。パン作りに豆乳を使う場合、生地が発酵しにくいという特徴があります。その場合は豆乳の量を減らし、水など他の水分を加えて調整してみてください。
身近にあるもので工夫してみよう!
粉末状で料理やお菓子作りに使いやすいスキムミルクの代用品は身近に意外と多くあります。代用するものによってより脂肪分が高かったり、水分量が多かったりするので若干の調整は必要ですが、ミルクならではの風味をつけたいときには便利です。スキムミルクがないからと慌てる前に、ぜひいろいろなもので代用してみましょう。