アラカルトとは?コース料理との違いや頼み方をご紹介
作成日: 2021/09/14
レストランのメニューで目にしたりテレビで聞いたりする「アラカルト」。
どんな料理を指すのか詳しく説明できるでしょうか。見聞きすることは多いものの、おそらくこんな意味と何となく考えていた人も、きちんと意味が分かればスッキリできるはずです。
そこでこの記事では、アラカルトの意味や、メリット、デメリットをご紹介します。
アラカルトについて
まずは、アラカルトについて確認しておきましょう。
アラカルトとは
アラカルトは単品でオーダーする料理のことで、メニュー表のなかから自由に注文できる料理を指します。
日本でいう、一品料理のことです。
アラカルトの語源・由来
アラカルトは、フランス語の「a la carte(ア・ラ・カルテ)」が語源で、直訳すると「メニュー表に従う」という意味になります。
英語には一品料理を意味する単語がないため、フランス語と同じように一品ずつ選ぶ料理のことをアラカルトと呼びます。
日本の居酒屋やファミリーレストランなどでは単品料理が基本なので、本来の意味からするとアラカルトと呼ぶメニューはありません。
しかし、日本特有の使い方で、一品料理として提供する料理をアラカルトと呼ぶことがあります。
コース料理とアラカルト
フレンチのコースでは突き出し、前菜、メイン、デザートなどの料理が順番に提供されます。
一方、アラカルトは好きな料理のみをいただきたいときや、コースとは別にいただきたい料理があるときに注文するのが基本です。
アラカルトのみの注文が可能なレストランも多いようですが、コースのみを提供しているところや、コースに加えて追加でアラカルトも提供しているところもあります。
なお、同じテーブルに着席した人同士は、コース料理かアラカルトか注文方法は統一するのがマナーです。
ただし、アラカルトをシェアしたい場合、同じお皿をつつき合うのはマナー違反なので、取り皿に分けてそれぞれいただきましょう。
コース料理は、数あるメニューのなかから自分で組み合わせて選ぶ手間がないことがメリットです。
初めてフレンチレストランに行く人や、海外でメニュー表が読めない場合でもスマートに注文できます。
一方、好きな料理が含まれていない可能性があることと、料理が一品ずつゆっくり運ばれてくるため、途中でお腹がいっぱいになる可能性があることがデメリットです。
アラカルトのメリットは、なんといっても好きな料理のみを注文できること。
コースほど量が食べられない、魚料理が苦手といった場合も、注文する量を調節したり苦手な料理を除いたりできて便利です。
とはいえ、たくさんあるメニューのなかから、バランスを見て自分で組み合わせを考えなければならないことはデメリットとなります。
レストランのメニューやそのときの状況に応じて、メニューにするかアラカルトにするかを決めてみましょう。
アラカルトは好きな料理を選べる一品料理のこと!
アラカルトは日本でいう一品料理のことで、もともとはコース料理が基本のフランスで提供されるようになったメニューということが分かりました。
日本では独自の意味で、アラカルトと表現されることがあります。
コースにはない料理をいただきたいときや、好きな料理のみをいただきたいときに便利なアラカルト。
意味が分かっていれば、レストランなどで目にしたときに注文しやすくなりそうですね。