DELISH KITCHEN

刺身醤油は普通の醤油と何が違う?代用方法も合わせてご紹介

作成日: 2021/10/19

醤油には色々な種類がありますが、刺身や寿司などに合うように調節された醤油が刺身醤油です。この記事では、刺身醤油について味や特徴、普通の醤油との違いなどをご紹介していきます。

また、刺身醤油がないときにも似た味わいが再現できる代用方法もご紹介するので、気になった方は是非試してみて下さいね。

目次

  1. 刺身醤油について
    1. 刺身醤油とは
    2. 普通の醤油との違い
    3. 味の特徴
  2. 刺身醤油の代用方法
  3. 刺身醤油はとろみがついた風味の強い醤油

刺身醤油について

刺身醤油について、味や風味といった特徴、普通の醤油との違いなどを踏まえてまとめてご紹介します。

刺身醤油とは

醤油には原材料の違いや熟成期間の長さによって、濃口醤油や薄口醤油などに分類されていますが、刺身醤油はそれらのように明確な定義がある醤油ではありません。

醤油の中でも、刺身や寿司に合うように、昆布だしやかつおだし、魚介類のエキスなどを加えたりして風味がついたもののことを刺身醤油といいます。

刺身醤油としての決まった定義はありませんが、一般的な醤油よりとろみがあり、甘みが強めなことが多いです。刺身醤油は主に、愛知県などの東海地方、山口県などの中国地方、また九州地方で主に生産され、親しまれています。

東海地方の刺身醤油は旨味や香り、色が濃く濃厚なとろみのあるものが多いです。中国地方のものは、色や風味が強いものが多いという特徴があります。

九州地方の刺身醤油は、とろみが強めの濃厚な味わいです。他の地方と比べて、砂糖などを加えた甘みの強い味わいの醤油が好まれる九州地方の刺身醤油は、旨味が強いのが特徴で、食材の臭みをやわらげてくれる特徴もあるので、独特の匂いがある青魚などと一緒に食べられることも多いです。

普通の醤油との違い

醤油は、白・淡口・甘口・濃口・再仕込・溜(たまり)の6種類に分けられますが、刺身醤油はそれらには分類されず、醤油加工品のひとつです。

醤油は大豆や塩など限られた原材料を使ったもののことを指し、それらの材料に加えてかつお節や昆布などを使ったものは醤油とは表示できないため、醤油加工品と表記されます。

風味や香りが強い再仕込醤油や濃厚な味わいが特徴的な溜醤油なども、刺身醤油として扱われることがありますが、これらは醤油の種類であって、刺身や寿司などに合う醤油の総称である刺身醤油とは別のものです。

味の特徴

刺身醤油は、淡白な味わいの刺身などの味わいを補強することができるように、色や香りが強く、少しとろみがついた旨みの強い味わいのものが多いです。

魚の生臭さを抑えられるように、甘みが強くなるように味わいを調整していることも多いのも、刺身醤油の特徴のひとつです。

刺身醤油の代用方法

刺身や寿司などを食べるときに、刺身醤油が使いたいけれど、刺身醤油はあまりご家庭にないという方も多いのではないでしょうか。

刺身醤油は濃口醤油をベースにめんつゆを少し加えることで、代用できます。甘みが強い方が好みの場合は煮切ったみりんを加えたりなど、味はお好みで調整するのがおすすめです。

刺身醤油はとろみがついた風味の強い醤油

いかがだったでしょうか。今回は刺身醤油について、味わいなどの特徴などについてご紹介しました。刺身や寿司に合うように作られた刺身醤油は、少しとろみがあり甘みが強いものが多くなっています。

普通の醤油に他の調味料を加えて、代用することもできるので、刺身や魚を食べる際に試してみてはいかがでしょうか。

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