牛ミノは牛のどこの部位?おいしく食べるコツもご紹介
作成日: 2021/10/26
焼肉屋さんでよく見かける「牛ミノ」は、牛のどこの部位を指すか知っていますか?定番のカルビやロースなど、身近な部位のことは何となく分かっていても、スーパーでなかなか見かけない部位については分からないことも多いですよね。
この記事では、牛ミノの部位や特徴をはじめ、ミノと上ミノの違い、おうちでおいしく食べる方法などをご紹介します。
ミノについて
ミノとは牛のどの部位を指し、どのような特徴があるのでしょうか。
ミノってどこの部位?
ミノは牛の胃袋のことで、モルモン・モツの一種です。そもそも牛には4つの胃袋があり、それぞれ役割が異なります。
ミノは1番目の胃袋で、牛が食べた草をすりつぶす役割があります。広げると昔の人が雨具としていた「蓑(みの)」に似ていることから、「ミノ」という名前が付けられました。
ちなみに、2番目の胃を「ハチノス」、3番目の胃を「センマイ」、4番目の胃は「ギアラ」といいます。
ミノの特徴
牛が食べた草をすりつぶしているミノは、肉厚で弾力があります。肉質は柔らかく、コリコリとした食感を楽しめます。また、脂分は少なめで、たんぱくな味わいです。ホルモン・モツの脂分が苦手な方でも食べやすいでしょう。
ミノと上ミノの違いは?
焼肉屋さんでは「ミノ」と「上ミノ」の2種類を提供しているところがあります。ミノは薄くて大きな部分を、上ミノは厚みのある部分を指しています。上ミノのほうがコリコリしているので、両方を食べ比べしてみると楽しいかもしれません。
おいしく食べるためのコツ
ミノは精肉店やインターネットなどで購入できます。購入したミノをおうちでおいしく食べるためにも、下処理と焼き方のコツを確認しておきましょう。
もつの下処理
独特の臭みを取り除くために、しっかり下処理を行うことが大切です。まずはたっぷりのお湯でミノをゆでたら、水でよく洗い水気を切ります。
再度鍋に戻し、水や長ねぎ、しょうが、酒と一緒にしばらくゆでましょう。ゆでている間にお湯が少なくなった場合は水を足し、ミノが常にひたひたに浸かるようにするのがコツです。
ホルモンの焼き方
下処理を行ったミノは、水気を切り粗熱をとってから加熱します。ミノを食べやすい大きさに切った後で、サラダ油をひいて熱したフライパンに入れていきます。
最初に脂がついていないほうを下にして加熱し、それから全体をさっと炒めると香ばしく焼き上がりますよ。全体を炒めてから味付けをしましょう。
ミノは牛の1番目の胃だった!
ミノは4つある牛の胃のなかで、1番目の胃ということが分かりました。柔らかくコリコリした食感が特徴で、味わいはたんぱくです。
また、ミノよりも上ミノのほうが厚みがあり、食感が少し異なるため、両方食べられる場合は食べ比べをしてみましょう。精肉店などで購入できた場合は、しっかり下処理を行い独特の臭みを取り除いてから加熱するとおいしく食べられます。