DELISH KITCHEN

白だしとは?代用になる調味料や作り方も紹介!

作成日: 2020/04/08

和食でよく使われる透き通った白だしは、料理に深みを加えることができる調味料です。しかし、白だしがどんな材料でできているかを知らない人は多いのではないでしょうか。こちらの記事では、白だしとはどんな調味料か、白だしの代用品や簡単な作り方などについて解説します。いざ、白だしを切らしたときでも、これを読めばもう慌てることはありません♪

目次

  1. 白だしとはどんな調味料?
  2. 白だしの代用品には何がある?
  3. 昆布を使った白だしの作り方
  4. 白だしを使って絶品和食を作ろう

白だしとはどんな調味料?

「白だし」とは、昆布や鰹節などでとった出汁に、薄口醤油やみりん、砂糖などを加えてつくられた調味料です。白だしは色が薄いのが特徴で、素材の色を活かして調理することができます。見た目の色の薄さから薄味と思われるかもしれませんが、濃縮めんつゆのようにしっかりとした味がついています。白だしは液体タイプのものが主流で、めんつゆと同様に必要に応じて希釈して使用しましょう。うどんや茶碗蒸し、出し巻き卵、煮物など、濃い色をつけたくない料理に適しています。

また、中には粉末タイプの白だしもあり、液体タイプとは異なる使い方ができます。たとえば和風パスタや炒めものに、おにぎりに混ぜ込んだりするのもおすすめです。

白だしの代用品には何がある?

白だしが手元にないという場合は、さまざまな調味料で代用することができます。身近な調味料ではめんつゆがおすすめです。実は、めんつゆと白だしの材料はほぼ同じで、希釈して使用するなど使い方も似ています。両者の違いは使われている醤油の種類と甘味です。白だしには薄口醤油や白醤油など色の薄いものが使われますが、めんつゆには濃口醤油を使っているものが多く見られます。また、めんつゆには砂糖やみりんが多く入っているため、白だしよりも甘味が強いのが特徴です。そのため、色が濃くなっても良い料理であれば、白だしの代わりにめんつゆを使っても問題ありません。

素材の色を生かし料理に濃い色をつけたくない場合は、粉末・顆粒だしがおすすめです。粉末・顆粒だしは、鰹節やいりこ、昆布などの粉末、砂糖、塩、旨味添加物などで作られています。醤油は含まれていないので、白だしの代用として使う場合にはお好みで料理に醤油を加えると良いでしょう。また、出汁に薄口醤油もしくは塩を加えて調味したものも白だしの代用となります。

昆布を使った白だしの作り方

実は、家庭でも簡単に白だしを作ることができます。ここでは、昆布を使った白だしの作り方を紹介しましょう。400ミリリットル程度の白だしを作る場合、材料として酒50ミリリットル、みりん100ミリリットル、塩大さじ1、薄口醤油大さじ1、合わせ出汁(昆布8センチ、鰹節10グラム、水600ミリリットル)を用意します。まずは、鍋に2〜3センチ程度にカットした昆布と水を入れ、1時間〜一晩置いておきます。鍋を弱火にかけて沸騰直前に昆布を取り出し、火を止めたら鰹節を加えましょう。鰹節が沈むまでしばらく置いたら、キッチンペーパーを敷いたザルにあけて濾します。これで合わせ出汁の完成です。

鍋に酒とみりんを入れて沸騰させ、約2分中火で煮詰めてアルコールを飛ばします。そこへ薄口醤油と合わせ出汁、塩を加えて沸騰させたら白だしの完成です。手作りの白だしは保存料が入っていないので、冷蔵庫で保存し早めに使い切るようにしましょう。今回は昆布と鰹節を使った白だしを紹介しましたが、いりこや干ししいたけなどお好みの食材でも作ることができます。複数の食材を組み合わせると、より旨味が増すのでおすすめです。

白だしを使って絶品和食を作ろう

料理の味が決まりやすい万能調味料の白だし。上品な味に仕上げるだけでなく、素材の色合いを生かした調理にも適しています。できれば常備しておきたい調味料ですが、もし切らしてしまった場合には身近にあるめんつゆや顆粒だしなどでも代用が可能です。料理をワンランクアップさせてくれる白だしをもっと気軽に使ってみませんか?

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